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[愛魂 vol.48] 夢眠ねむ ~秋葉原と原宿を繋ぐ新世代カルチャーのアイコン~(3/3)

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一度絶望した子の底力が、一番強いと私は思っているんです。


●夢眠ねむ所属のアイドルグループ でんぱ組.incの「Future Diver」

ab:影響を受けた人やモノって?

ねむ:アキバで言えばMOSAIC.WAV(モザイクウェブ)さんです。メイドを始めた頃にメイドの友達が電波ソングを教えてくれて。MOSAIC.WAVさんの「ガチャガチャきゅ〜と・ふぃぎゅ@メイト」っていう18禁の男の子のエロゲの曲が全部めっちゃカッコよかったんです。アイドルソングやアキバ、ロックやメタルの要素に、シンセとピアノの泣けるメロディもあるし、あらゆるものが入ってるんです。それにはかなり衝撃を受けましたね。評価云々じゃなく、本当にオリジナルをやり続けて一大ジャンルを築き上げた人達なので、すごい尊敬しています。あとは、ディアステージのもふく社長ですね。あんなに破天荒な人間がこの世にいるのかっていうくらい(笑)。プロデューサーとアーティストという立場なので根本は違うし、社長はもっと先を見ているんですけど、もともと表現者であるという部分が似てて。社長もピアノ弾いてたり、音楽が好きで、私と同じく電波ソングで衝撃を受けてアキバに入って来た人なんです。私はよくスク水を着るんですけど、これは社長へのリスペクト。もふく社長はもともとスク水社長って呼ばれてて、その意思を受け継ごうってことでよく着てるんです。

ab:アジアンビートでは日本のポップカルチャーを扱っていますが、今興味のあるモノ・コトは?

ねむ:何を隠そう、でんぱ組.incが日本のポップカルチャーシーンの最前線だと思います(笑)。あと、最前ゼロゼロっていうチームがありまして。でんぱ組.incの「Future Diver」のPVとかアートワークを作って下さっているファンタジスタ歌麻呂さんっていうデザイナーさんがいるチームなんですけど。雑誌EYESCREAM(アイスクリーム)では、田口まきさんに写真を撮ってもらって「最前ゼロゼロ」の連載ページもやってて、あらゆるジャンルの先端を行ってる人が集まってるので、すごく面白いです。ファッションやアイドルってジャンルでバラバラだったものが、それぞれがお互いを認めていて、一緒のチームとしてやっているのが新しいなって思いますね。ちぐはぐなメンバーが揃っているディアステもそうだけど、色んなジャンルが集まることで一番フレッシュなポップカルチャーが生まれるんじゃないかな。壁を壊しまくる感じ。アキバ系とか渋谷系とかじゃなくて、ジャンルの壁を壊したいんです。私は“壁壊し系”になりたいんです(笑)。

ab:座右の銘は?

ねむ:“永遠の魔法少女未満”です。これって、私のソロシングルのタイトルでもあるんですけど、私は不完全なものほど強いっていうのを掲げていて。何でもすぐに叶えられる魔法少女に憧れているんだけど、それにはなれないし、天才になりたくてもなれない絶望した子の底力が一番強いと私は思っているんです。魔法少女になれなくても、もしかしたらそれ以上の力を出せるかもしれない。恵まれてないとか、才能がないとか、それに対して諦められない人が増えているのはすごく良いことだと思っていて。やーめたって投げ出さずに、それでも這い上がって挑戦する若者が最近多い気がします。今はネットを中心に発表する場も多いし、でんぱ組.incを通じて、引きこもっている人とか諦めてる人にそれを伝えられたら良いなって思っています。

自分以外のものにリスペクトを持てる人が増えれば、どんなメディアも面白くなる。

夢眠ねむ
ab:近年ではニコニコ動画が他に類をみない新たなメディアとして注目されていますが、この状況をどう思います?

ねむ:ブームとして、普通の女の子が生放送して人気者になれるっていうコンテンツができたり、“踊ってみた”とか発表の場があることは良いと思うんですけど、その気軽さ故に誰もが一流の人達と方を並べた感覚に陥っちゃうことは危険だとも思っています。ニコニコ動画はゴールじゃなくて、これをキッカケに、さらに上を目指せる人やそんな考えの人が増えて欲しいです。私はもともとテレビっ子だったんですが、ある時から従来のメディアを否定した時期もあったんです。でも今テレビに出させて頂く機会が増えると、やっぱりなんだかんだテレビが持つ影響力はすごいなって思うし。ニコ動の住人はニコ動こそ一番だと思っているかもだけど、必ずしもそうじゃないかもしれないって考えを持つことが重要。自分以外のものにリスペクトを持てる人が増えれば、どんなメディアも面白くなるんじゃないかなって思いますね。
ab:海外での日本のポップカルチャー人気についてどう思う?

ねむ:光栄ですよね。やっぱり外からの高い評価で日本が保たれている部分はあると思う。国内では“日本はもう終わったな”って言う人もいるけど、海外から高く評価されることで、日本ってカッコいい国なんだって自分達が思えば皆自信もつくし。が、ここにも私は危機感を持っていて。例えば韓国のコスプレイヤーさんがめっちゃクオリティが高いとか、今まで日本にしかなかった萌え声が、平気で海外にあったりとか。日本発信のものが、他の国のものにも成り得るぞって。だから、海外のレイヤーさんがすごい! って憧れるんじゃなくて、それが日本発信のカルチャーなんだっていう自信を持って、自分達もスキルを磨くべきなんじゃないかって思いますね。

ab:今後の展開・展望は?

ねむ:めっちゃあるんですけど、教えられない(笑)。でんぱ組.incは宇宙を救います。アイドルが宇宙を救うのは決まっているんです(笑)。ねむとしてはその外側を行きますので、お楽しみに(笑)。

ab:このウェブサイトを見ているアジアの若者にメッセージをお願いします。

ねむ:インターネットからこんにちは(笑)。自分では何もできないと思った時期があったんですが、今私はこうしてこういう活動できてます。君にも必ず出来る! 世界を変えよう! っていうと馬鹿みたいに思うかもしれないですけど、そんなことないと思ってて。思ったことは9.9割は叶うと思ってるので、自分じゃ叶えられないくらい大きな夢を一緒にみましょう。夢眠ねむでした(笑)。
(取材日:2012.2.28)
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[INFO]

yumeminemu.jpg[PROFILE]
夢眠ねむ / アイドル・モデル・DJ

■略歴
7月14日生まれ B型 三重県出身
170cm B87/W65/H90 S24.5
趣味 古い漫画集め、フラメンコ、イラストを描く
アキバと原宿をつなぐ、新しい時代のスーパーアイドル! ファッション誌やラフォーレ等を始めとしたファッションビルなどでのモデル活動をしながらも、クラブでは「DJねむきゅん」としてエレクトロとアニソンを結ぶ女性DJとして活躍。さらにホームの秋葉原では、ライブ&バー「ディアステージ」でお給仕しつつ、アイドルユニット『でんぱ組.inc』としてアニソンを歌うアイドルとしての活動も活発に行う。様々なジャンルに関係なく、カルチャーを結ぶポップアイコンとして活躍の幅を広げている。JTBエンタテイメントアカデミー声優コース卒業。


■Web Site
夢眠ねむ公式サイト http://nemu.dearstage.com
でんぱ組.inc公式サイト http://dempagumi.dearstage.com
秋葉原ディアステージ http://moejapan.jp/dearstage
たぬぴよラジオ http://www.ustream.tv/channel/tanupiyo
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