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カテゴリーとして存在せず、同じ表現者すら乏しかった時代からストリートで活動し、積極的にLIVE出演を続けクラブシーンにおいてBALLERという位置を構築してきた「SAMURAI BALLERS」。彼らのパフォーマンスとは、FREESTYLE BASKETBALL(バスケットボールのハンドリングやドリブリングを基礎とし、自由に体を使って生みだす表現）にダンス的要素を取り入れ、よりストーリー性や芸術性を意識している。また、ジャンルに捉われない様々な音楽性を提供するDJ、ライブ感を重視したMCの存在により、全ての一体感を作り上げる。さらに、オリジナルデザインウェアや、フォトグラフィック、デザインワークス等によって、独自の世界観を発揮し、視覚的にも聴覚的にも感じた事のない新しさ、エンターテイメント性に富んだ圧倒的なパフォーマンスを実現させた。2008年12月30日、関東・関西・九州ROUNDを経て行われたFREESTYLE BATTLE日本一決定戦において、Lil-Gがソロバトルで準優勝、チームバトル初代チャンピオンに輝き、その存在感を見せつけた。今や、アンダーグラウンドからアッパーグラウンド、垣根無く表現し続けるクルーへと成長した。

彼らを初めて観たのは、２００３年だったと思う。クラブイベントの取材をしていた時のことだった。ショーが始まった。お揃いの黒い衣装に身を包んだ彼らは、音楽に合わせてバスケットボールを自在に操りながら、踊り始めた。何だこれ？ と思った。バスケットなのか、ダンスなのか…。　こんなパフォーマンスが存在することを知ったのは、その時が初めてだった。それが、侍ボーラーズとの出会いだ。