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映画「私の叔父さん」作品紹介

原作は、第91回直木賞を受賞した短編集「恋文・私の叔父さん」に所収されている、連城三紀彦の切実で禁忌さえ乗り越えていく愛が描かれている「私の叔父さん」。今作は、細野辰興監督が、原作に惚れ込み、「本当の愛の持つ優しさを伝えたい」と、高橋克典さんに声をかけて映画化が実現しました。
あの時、真実の愛を全て嘘にしてしまったんだから、今度は・・・
物語は、18年前の福岡と東京が舞台となり、高橋克典さん演じる、主人公・田原構治と、寺島咲さん演じる、構治の姪・夕季子の禁断の恋を柱に描かれています。そして、この物語のカギを握る、18歳になった夕季子の娘・夕美子を演じるのは、福岡の深夜番組「ドォーモ」のオーディションで、約1000人の中から選ばれた松本望さん。新人とは思えない彼女の演技は、主演の高橋克典さんも感心する程、堂々たるものでした。
さて、何故アジアンビートではこの映画をおススメするのかというと、この映画の舞台は福岡。原作の舞台は山口だったようなのですが、細野監督が福岡の環境を気に入って台本を書きかえたそうです。さらに、映画のオーディションを福岡のテレビ番組で行うなど、福岡にとても縁の深い作品なのです。
福岡県は、「僕達急行 A列車で行こう」のロケの中心になった福岡市と,北九州市が映画のロケ地が多いことは有名ですが、最近では、自然豊かな柳川市を舞台にした「ドットハック セカイの向こうに」など、都市圏近郊の都市を舞台とした作品の撮影も行われ、今“福岡県”が映画のロケ地として注目を集めています。今回の映画は、福岡フィルムコミッション(事務局:福岡市役所)支援のもと,糸島市を中心に、福岡市、新宮町で、2011年の夏に撮影が行われたそうです。構治の実家には、古材の森(糸島市)という古民家を改装したカフェ、構治の東京の自宅には、糸島のアパート、その他にも糸島市役所や新宮霊園(新宮町)、珈琲のシャポー(博多)など、福岡の人間でも知らない魅力的なロケ地で撮影が行われています。さらに、注目してほしいのは、この作品で映画デビューを果たした松本望ちゃん。映画初出演にもかかわらず、彼女が演じた夕美子は、物語を左右する難しい役どころ。
福岡県は、「僕達急行 A列車で行こう」のロケの中心になった福岡市と,北九州市が映画のロケ地が多いことは有名ですが、最近では、自然豊かな柳川市を舞台にした「ドットハック セカイの向こうに」など、都市圏近郊の都市を舞台とした作品の撮影も行われ、今“福岡県”が映画のロケ地として注目を集めています。今回の映画は、福岡フィルムコミッション(事務局:福岡市役所)支援のもと,糸島市を中心に、福岡市、新宮町で、2011年の夏に撮影が行われたそうです。構治の実家には、古材の森(糸島市)という古民家を改装したカフェ、構治の東京の自宅には、糸島のアパート、その他にも糸島市役所や新宮霊園(新宮町)、珈琲のシャポー(博多)など、福岡の人間でも知らない魅力的なロケ地で撮影が行われています。さらに、注目してほしいのは、この作品で映画デビューを果たした松本望ちゃん。映画初出演にもかかわらず、彼女が演じた夕美子は、物語を左右する難しい役どころ。


●夕季子は上京し、献身的に構治の世話をする。
主演した高橋克典さんはじめ、彼女の演技には、他の共演者も感心するほどだったそうです。彼女は、この春高校を卒業した18歳とあって今後の活躍にも期待したいですね。決して派手さのあるストーリーではないですが、原作が現代文学とあって、それぞれの感情を丁寧に描いた作品です。ストーリーはもちろん、福岡の街並みも楽しみながら、映画を観るもの楽しいかもしれませんね。
3月3日(土)九州先行ロードショー 映画「私の叔父さん」

カメラマンの田原構治は、夕美子の発言に言葉を失った。夕美子の母親で、18年前に夕美子を産んで間もなく死んだ夕季子は、構治の姉・郁代の一人娘で、構治とは叔父、姪に当たる関係だった。18年前に 構治と夕季子の間に何が有ったのか?福岡の実家で、構治を交え、郁代、そして夕美子の父親・布美雄に対して、夕美子は、母・夕季子と構治が愛しあっていたと言い張り、その証拠として構治が撮った、母・夕季子の5枚の写真を見せるのだった。
出演:高橋克典 寺島咲 松本望(新人) 山田キヌヲ 草野康太 大川良太郎 長谷川初範 鶴見辰吾 松原智恵子
原作:連城三紀彦「私の叔父さん」(新潮文庫刊『恋文・私の叔父さん』所収)
監督:細野辰興
配給:マジカル/Thanks Lab
劇場:ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13他 九州先行ロードショー
オフィシャルHP
http://www.watashino-ojisan.net/
©2012私の叔父さん製作委員会