「鼓動」2010年7月10日
台湾は今、夏休み
先週、台湾を訪問した。いつもは平日に視察することが多い台北・西門町。たいてい、がらんとした静けさの中を歩くことが多いのだが、6月末で年度が終わる台湾の若者達は、9月1日の新年度まで、目下2ヶ月もの長い夏休みに突入中。30度以上の蒸し暑い中、西門町は連日、10代、20代の若者達で溢れている。ファーストフード店、ファッション、美容室、映画館、アニメ関連グッズ、メイド喫茶など、最先端の若者文化をここ西門町で体感することができる。一昔前はおしゃれな格好をした若者が多かったことから、台湾の原宿と呼ばれていたそうだが、現在では、アキバ系的なコスプレであったり、ゲーマーであったり、若者の趣味嗜好も多様化し、原宿系的なおしゃれな若者のみならず、多種多様な若者が一堂に集まった総合若者文化の様相を呈している。だから、若者の格好を見ているだけでも楽しい。
地下鉄西門町駅から地上に出て、しばらくの間、ロータリーに立っていた。目の前には、台湾若者文化の流行を追いかける若者達。2~5人のグループが幾重も通り過ぎていく。
彼ら、彼女らを見ていて、誰一人として、下を向いて歩いている者はいなかった。(K)
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