「鼓動」2010年7月17日
最近のラジオ番組
ラジオ(受信機)を持たない若者が増え、広告収入もラジオよりインターネットが上回ってしまったりと、明るい話題が少ないラジオ業界ではあるが、一方で、ラジオ番組制作に関わる方々が作り上げる番組はと言うと、最近は、面白く楽しい番組もたくさんある。とりわけ、ニュースでも取り上げられ、多くの礼賛を受けるFM東京が放送する「SCHOOL OF LOCK!」は、リスナーである若者と先生であるパーソナリティの絡みがリアルで、とても面白い。
今から30年ほど前、学校での話題と言えば、前夜のラジオ番組だった。パーソナリティが何をしゃべったとか、芸能裏話、紹介された人物、スポットなど、すべてが新鮮だった。そして、番組の感想やリクエストをはがきに書いて、送ったものだ。
本当は、「SCHOOL OF LOCK!」も基本的には変わっていないのかもしれない。ただ、はがきに変わって、リスナーと携帯電話で結びついた。携帯電話と結びついたおかげで、番組放送時間帯以外でも、サイトを通じて、情報発信が行われ、サイト内に設けられた掲示板にリクエストなど、書き込まれていく。言うならば、リアルタイムに双方向でやりとりが行われるようになった。
決して、突飛な発想でもなければ、複雑な仕組みでもないが、携帯電話の裏側には、リスナーと24時間、休みなく稼動するスタッフのたゆまぬ努力が存在している。
そんな最近のラジオ、たまには、聴いてみてはいかがですか。(K)
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