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「鼓動」2010年11月11日

ガリレオへ

鼓動 今から400年前の1610年。前年に完成した手製の天体望遠鏡で、夜空を観測していたガリレオ・ガリレイは、木星の周辺に見えたり隠れたりする四つの星を発見する。これらの星こそ、後にイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストと名付けられ地動説の論拠の一つとなった木星の衛星だった。

 木星探査機ガリレオが打ち上げらえたのは1989年10月だった。
 本来は、その3年前の1986年にスペースシャトルによって打ち上げられるはずだったのだが、チャレンジャー号の爆発事故によって打ち上げが遅れた上、シャトルの安全基準が見直され、当初予定して液体燃料の推進機が使えなくなり、惑星スイングバイという航法の選択によって3年遅れで木星を目指した。

 スイングバイ航法とは、惑星や衛星に接近し、その重力を活用して、方向転換したり、加減速を行う航法であり、ガリレオは、金星や地球に接近を繰り返して加速し、木星に向かった。
 先行の探査機であるパイオニアやボイジャーの場合、1年半から2年かけて、直接木星に向かったのに対して、ガリレオはスイングバイによってらせん軌道を広げるようにして飛行し、木星到着まで6年以上もかかっている。
 95年12月にガリレオは、ようやく木星に到着し、木星初の人工衛星となって木星本体やガリレオ・ガリレイが発見した四大衛星など木星周辺を久しく観測を続けた。

 地球からの微弱な電波信号を頼りに何億キロの彼方で一人活動を続けたガリレオ。地上では、NASAのスタッフが、ガリレオの観測を見守っていた。時々送られてくるガリレオからの信号。スタッフにとってガリレオは単なる機械ではなく、血の通う友人でさえあったのだろう。
 スタッフたちは、毎日ガリレオに一体どんなふうに呼びかけたのだろうか。
「ガリレオ、調子はどうだい。」に続くスタッフの言葉をすぐには思いつかないけど、スタッフのジョークに、ガリレオはかすかに体を震わせて笑ったかもしれない。

 ガリレオは、木星の強い磁気にさらされながら、来る日も来る日も観測を続けた。設計寿命をはるかに超えて、打ち上げからすでに14年間の年月が経過していた。03年9月、役目を終えたガリレオは木星に向きを変えると大気に突入して燃え尽きた。(IK)


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