2010年に日本の集英社が中国で行った「第４回 中国新星杯原創 マンガ・コンテスト」に参加、
「我的阿利米斯　（日本語タイトル：私のアミリス）」を以て金賞と集英社賞のダブル受賞、頭角を現した小黒さんですが、最初から漫画家になると決めていたわけではなかったそうです。彼女は日本のアイドルグループSPEEDが大好きでSPEEDのコンサートに行きたい！という一心で日本へ渡って山口県で3年間の留学生活を送りました。漫画は小さい頃からただ読むことが好きで、まさか自分が描くなんて考えたこともなかったそうです。

そして、まったく漫画を描く経験のなかった彼女が日本を離れ中国に帰国した後、初めて強烈に漫画を描きたい気持ちが湧いてきて、ためらわずに当時有名な漫画家の先生のアシスタントに応募の手紙を出してしまいました！その先生も素人だった彼女の熱意に打たれて、奇跡的に彼女を採用し丁寧に背景やラインの描き方を伝授しました。その後の小黒さんは毎日漫画を描くことに没頭し、5年間アシスタントとしてしっかり勉強し経験を積み重ねたことが、受賞という素晴らしい結果に結びつきました。