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先週末に、あるセミナーに参加してきました。

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時代変化に関わらず、受け継がれ、続く文化であるためには何らかの理論的、思想的なバックグラウンドは確実に存在する。

先週末に、あるセミナーに参加してきた。内容は少しばかり小難しさと敷居の高さを感じる、キーワードが並ぶもの。「陰陽五行論」「帝王学」「春秋戦国時代」・・・。「はてっ?」と思っていたが、講演が始まってからの場の空気に飲み込まれ、あっという間の100分間。感動すら覚える内容。
自分も知らないことが多かったと実感する中で、ある日本の物語、おとぎ話のルーツに関しての話があった。
その物語は「桃太郎」だ。
なぜ、「梅太郎」「柿太郎」「梨太郎」ではなく、「桃」太郎なのかということ。
なぜ、桃太郎の家来は「猿」「雉」「犬」であるのかということ。
なぜ、家来への報酬が「おにぎり」ではなく「きびだんご」なのかということ。
これらのことはあまりにも当たり前すぎて、疑問にすら思っていなかったことではあったが、一つ一つ意味があることとその理論的説明に驚きを隠せなかった。
(これらの説明をし始めると、このデリトピでは収まらないので割愛)
諸説あるが、おとぎ話は識字率が低い時代に、何らかの人生訓や教養となる哲学を、多くの人に伝える手段として成り立ったと聞いたことがあった。それを理路整然と解説されると、世間に語り継がれる物事の深みを知る事が出来た。
そのセミナーの中で、「土用丑の日」にうなぎを食べる風習が生まれた物語を聞く事が出来た。
この「土用丑の日にうなぎを食べる」というコピーを創ったのは平賀源内である。彼は「どうにかして、うなぎ屋を流行らせたい…」と、あるうなぎ屋から頼まれた。そして、彼は暦上の季節の変わり目である「土用丑の日」に体調を崩す事の無いように、栄養素がふんだんに含まれる「うなぎ」を食べることは良いことであるという視点でこの言葉をを生み出したと聞いた。
そのように考えると、「節分に豆をまくこと」や「ひな祭りに人形を飾ること」、「節分に恵方巻きを食べること」にも由来やストーリーがある。
うなぎのせいろ蒸し
▲柳川の名物郷土料理「うなぎのせいろ蒸し」
これらは東洋哲学的思想がルーツだと考えると、西洋哲学をルーツとする風習には、さらに理解しやすいものがある。「バレンタインデーやクリスマスにプレゼントを贈ること」、「ハロウィンに仮装すること」などは宗教に基づくストーリーがある。
時代変化に関わらず、受け継がれ、続く文化であるためには何らかの理論的、思想的なバックグラウンドは確実に存在する。
一時的なブームに終わらせず、人々の習慣として定着させるときのヒントを得ることが出来た気がした。

どんな歳になっても、勉強はつくづく大切だなと思う週末だった。(編集長 AT)
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