「宇宙兄弟展」に行ってきました！

2014.11.26

デイリートピックス

作品世界に浸れる仕掛けがいっぱい！

六太と日々人の兄弟が、幼い時に宇宙を目指そうと約束し、葛藤しながらも夢を実現していくストーリーが人気を集めた小山宙哉原作の漫画作品『宇宙兄弟』。数々の漫画賞を受賞し、累計発行部数が1400万部以上、テレビアニメ、実写映画、アニメ映画など次々と映像化され、注目を集めてきましたよね。
その作品世界が堪能できる大規模作品展が北九州市漫画ミュージアムで開催されています。本展では、迫力の原画約200点をJAXA所有の貴重な宇宙関連資料やアニメの設定画などとともに、6つのコーナーで公開し、作品と宇宙の魅力を余すところなく紹介しています。

© 小山宙哉 / 講談社

今回の作品展、みどころがいくつもあるのですが、まずオリジナル原画が約200点も展示されていてかなりのボリュームです。オリジナル原画には修正の跡を見ることができますが、小山先生が細かい部分までこだわっていることがよくわかります。宇宙兄弟を読む度、人物の絶妙な表情に「すごいなあ」と感じていましたが、こんなに微修正を重ねて描かれていたんですね。本当に作者の息づかいが感じられるようです。

次に、JAXAが所有する貴重な宇宙関連資料も多数展示されていて、登場人物たちとともに宇宙を身近に感じることができます。船外活動宇宙服は実際に見るとかなり大きく迫力があります。また、日々人の月面着陸を報じる新聞号外風のチラシも置かれ、作品世界がリアルに体験できます。

次に、会場内はすべて撮影可能になっているほか、作品中にも出てくる歴代宇宙飛行士の写真の横に自分も並んで写ったり、宇宙服のレプリカから顔を出して撮影できるなどフォトスポットも充実しています。
また、この作品展の音声ガイドを担当するのは、アニメ「宇宙兄弟」の六太役の平田広明さんと日々人役のKENNさん。人気声優による豪華音声ガイド（有料）で作品世界にたっぷりと浸りながら鑑賞することができますよ。
漫画家を目指す人には、小山先生の作画風景のムービーや実際のネームのコピーやネタ帳なども展示されていてとっても参考になるのではないかと思いました。

その他、アニメ資料なども展示されていて、ここでは紹介しきれないほどですが、漫画、アニメ、宇宙の魅力が感じられる北九州市漫画ミュージアムならではの展示になっていますので、ぜひ足を運んでみてください。（編集部　ハオメイ）

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「宇宙兄弟展」

◆宇宙兄弟展

【開催期間】　平成26年11月15日（土）～平成27年1月25日（日）
【場　　所】　北九州市漫画ミュージアム　５F企画展示室
　　　　　　　（小倉北区浅野2-14-5　あるあるCity5階）
【開館時間】　午前11時～午後7時（入館は閉館の30分前まで）
【休館日】　火曜日（12月23日、30日は開館）、12月24日、12月31日～1月2日
【主　　催】　北九州市漫画ミュージアム、読売新聞社、読売テレビ、講談社
【協　　賛】　大塚製薬
【後　　援】　文部科学省、FBS福岡放送
【特別協力】　コルク、宇宙航空研究開発機構
【協　　力】　有人宇宙システム、ローソンHMVエンタテイメント、九州工業大学、スペースワールド
【入館料】
　（企画展）　一般　800円　中高生　400円　小学生　200円
　（常設展）　一般　400円　中高生　200円　小学生　100円
（セット券）　一般　1000円　中高生　500円　小学生　250円

その他割引制度など、詳しくは北九州市漫画ミュージアムウェブサイトでご確認ください。