とある古びたアパート、天水館。そこで暮らす倉下月海は、オタク女子友達と共同生活を送っていた。「男を必要としない人生」を信条に、自らを「尼～ず」と呼び、それぞれのオタク道を極めるゆるい毎日。そんな彼女たちの前に女装美男子・蔵之介と童貞エリート・修の兄弟が出現！動揺する尼～ず達に、心のより所でもある聖地（＝ボロアパート）が強奪の危機まで勃発。自分の大切なものを守るため、自分たちの居場所を守るため、尼～ずと蔵之介はタッグを組み、最後の大勝負にうって出る――。

東村アキコの大ヒットコミック「海月姫」は、少女マンガ王道のトキメキがありながら、登場人物はオタク女子や女装男子など、ちょっと変わった人たちがたくさん出てくるという、新しいタイプの少女マンガで、第34回講談社漫画賞も受賞、テレビアニメにもなりました。オタクに片足をつっこみながらいつまでも夢見がちな私にとってもまさにツボでして、大好きな作品です。その「海月姫」の実写映画が、12月27日（土）よりついに全国公開されます！
主人公・月海（つきみ）には、今や最も次回作が望まれる国民的女優・能年玲奈。月海たちと奇妙な友情を結び、彼女たちを助け支えていく女装男子・蔵之介には、これからの映画界を担う俳優・菅田将暉。蔵之介の兄で、政治家である父の秘書というエリートながら心優しき童貞・修に実力派俳優・長谷川博己。尼～ずの面々には、池脇千鶴、太田莉菜、馬場園梓（アジアン）、篠原ともえ。その他、個性豊かな俳優達が集結、ゴージャスなキャストのアンサンブルに期待が高まります。
また、監督は、『ひみつのアッコちゃん』『のだめカンタービレ　最終楽章後編』の川村泰祐、ドレスデザイン・スタイリストはきゃりーぱみゅぱみゅの衣装を手がける飯嶋久美子、主題歌は幅広い世代に絶大な支持を得るバンド・SEKAI　NO　OWARIが担当するなど、旬なクリエイターが揃っています。

笑いと涙と萌えの極上エンタテインメント、公開が待ち遠しいですね。（編集部　ハオメイ）