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吉浦康裕登場の背景

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    近年、自主制作のアニメーションが注目を浴びています。自主制作といっても、文字通り制作の全工程を1人で行う場合や、それ以外にも、1人がキーとなり色々な人に協力を仰ぎながら制作するスタイル、また同好会のような場で数人が集って制作するスタイルもあり様々です。これらはみな、商業用を主な目的としないという点で共通しています。個人単位でも制作ができるようになったきっかけとしてはまず、技術的に可能な環境が整ったこと、東京以外にも拠点ができたことなどが挙げられます。以下では自主制作が可能となった契機について、ご紹介していきます!

    デジタルツールの進化

    デジタルツールの進化に伴い、アニメの制作現場は大きく変化しました。かつてアニメは、セルアニメという呼称からも分かるように、元々はセルロイドの透明なシートに絵を描き(セル画)、それを連続させることで動いているように見せるものでした。そのため、アニメの制作現場はセル画という、モノのやり取りが可能な範囲という物理的な制約がありました。アニメの制作会社が現在でも都心に多いのも、そのためです。しかし、1990年代後半以降のデジタル技術の進歩によって、制作環境もデジタル化しました。基本的な作業が手作業での工程からパソコンでの制作になり、モノではなくデータでのやり取りに変化します。それによりアニメ制作は場所を問わなくなりました。このように、制作環境が変化することにより、その後のアニメ制作も重要な変化を遂げることになります。

    都心の大手アニメ会社以外での制作という選択肢

    セルアニメの自主制作の歴史は、古くは1980年代まで遡ります。1981年にアニメ制作会社ガイナックスの母体となったDAICON FILMという制作集団が登場します。ガイナックスといえば、新世紀エヴァンゲリオンの制作会社として一躍有名になったアニメ制作会社です。今となっては大手の一つに挙げられるガイナックスも、始めは大阪の同好会的活動がルーツでした。技術的にはデジタル化前ということで、やはりある程度技術を持った構成メンバーが一定数以上集まっての制作ではありました。とはいえ、「地方の、いち同好会でもアニメは作れる!」という認識が浸透するには大きな第一歩でした。

    先に挙げた技術的側面も手伝って、1990年代後半頃から、地方にもアニメ制作の拠点ができるようになりました。例えば『らき☆すた』や『けいおん!』などの作品で話題となり、「聖地巡礼」ブームを巻き起こした京都アニメーション。東京に本社を置きながらも徳島県にも拠点を設け、マチ★アソビで地元内外の人々を楽しませるイベントを毎年開催するufotable。また、最近では、世界中で話題を呼び上映国が次々追加となっている『放課後ミッドナイターズ』を制作する福岡のモンブラン・ピクチャーズなどが挙げられます。

    都心の大手アニメ会社以外でも制作環境があるということは、地方でのアニメーション・映像制作に関わる個人・団体の人たちにとって、大きな可能性となっています。

    アジアンビートでは、以下のような関連記事もありますので、是非こちらも一緒に見てみてくださいね!

    《画像をクリックすると、それぞれの記事を見ることができます》
    クリエイターズ竹清監督.jpg
    ▲福岡在住もしくは福岡に縁のあるクリエイターを取り上げ、クリエイティブの現場の“今”をレポートした本特集。第1回目はモンブラン・ピクチャーズ代表 竹清仁氏。
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    ▲ufotable主催のマチ★アソビの特集。イベントの盛り上がりの様子が分かります!マチ☆アソビを主催するufotable代表の近藤光氏インタビューもあります。

    新海誠登場

    独特の世界観と映像の美しさに定評がある新海誠。2002年に『ほしのこえ』を発表し、そのクオリティで監督・脚本・作画・編集などほとんどの制作工程を一人で担っていたことが大きな反響を呼びました。この作品が大ヒットとなったのは、公開時期に個人運営のニュースサイトなどで取り上げられ、自身の個人サイトで予告編映像を観ることができるなど、既存のアニメの販路とはまた別に、個人で自分の作品の流通経路を持つことができたというところも特徴的でした。

    このように、制作技術の変化と、都心大手以外での制作の可能性。そして、インターネットを通じて映像を送受信できる環境が整ってきたことにより、アニメを取り巻く状況は飛躍的に変化していきます。
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    ▲アジアンビートではおなじみ、櫻井孝昌氏のJAPAN!JAPAN!JAPAN!。新海誠氏のインタビュー記事はこちらから。
    学生時代から自分の作品をコンペに出品したり、動画共有サイトに自ら投稿したりして、自身の活躍の場を広げる若手のアニメ・映像関係のクリエイターが登場し始めました。本特集で取り上げる『サカサマのパテマ』の監督である吉浦康裕監督もその一人です。無料動画で世界中へ作品を配信し、劇場版化となった1作目『イヴの時間』に続く第2作目となった本作品に至るまでの経緯を次の記事でご紹介していきます!

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