
高橋 もともと、「もの作り」は大好きだったんですよ。子ども時代から色んな工作をやっていたし、大学時代には釣りのリールを自作して、それを売り込んで釣り具メーカーに就職しようと考えていたくらいですから。幸か不幸か、第一志望だったメーカーに就職できなかったのを機に大学に入り直し、もの作りの究極とも言えるロボット製作に取り組む気になったんです。その当時のロボットは研究用であるために機械の匂いが強すぎて、一般人にとってはガラクタがうごめいている様にしか見えなかったんですよね。それで、自分が欲しいと思うような、格好いいロボットを作りたいと思うようになりました。
高橋 近い将来、一家に1台とか一人に1台の割合で、ロボットが普及する時代がやってくると思うんです。その時代、主な購買層になるのは、おそらく現在の子どもや学生たちでしょう。その世代の人たちに私のロボットのデザインやコンセプトを見てもらうことが、未来の購入者を育てることに繋がるのではないかと考えています。
高橋 デザインがつまらない工業製品って、中身もつまらないことが多いんです。十分に設計に注力していれば、デザインだっておろそかになるはずはない。デザインの悪い製品は、大抵いい加減な設計なんです。私はデザインにこだわるし、見せ方にもこだわりを持ちたいと考えています。
高橋 智隆(タカハシ トモタカ)