『バガボンドの空間マンガという挑戦と井上雄彦が世界から愛される本当のワケ』

日本のみならず世界中の若者から強い支持を集めるマンガ家・井上雄彦。
その人気作品『バガボンド』の延長上にある一篇の物語を100点以上に及ぶ作品で、弾けんばかりのパワーで美術館いっぱいに表現した「井上雄彦 最後のマンガ展 重版」が熊本で開催されている。
主人公 宮本武蔵が晩年を過ごし、死を迎えた土地、熊本。

このマンガ展は、照明やひとつひとつの絵のとなりあう距離感などそのすべてを総合して「ひとつの作品」として、井上氏自身が作り上げたものだ。
展示作品は主に和紙に水墨画で描かれており、それはもう完全に芸術作品の域である。墨の濃淡やその線の柔らかさ、鋭さに心をつかまれ、息をのむ。そして「空間マンガ」ならではの、巨大な和紙にダイナミックな筆づかいで描かれた作品や想像をはるかに超えた作品展示。それぞれの絵画が独立した作品であると同時に全体が一つの物語としてつながっている。優しくも強い、その迫力に感情が揺さぶられる。
芳名ルーム画像。台湾、イギリス、韓国からの来場者も。






『バガボンド』は、剣豪・宮本武蔵の生涯が独特のアレンジで描かれており
「週刊モーニング」(講談社刊)にて連載中。単行本は5000万部もの売り上げを誇る。
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情報提供/熊本現代美術館