時計という概念を壊すタフさを実現し、時代のムーブメントを創りあげたCASIO G-SHOCK。機能はもちろん、ファッション・アイコンにもなっているが、そのブランド価値を大きくしたのはコラボレーションからなる「限定品」の存在が大きい。“限定品”の始まりは、1994年。日本で開催された国際イルカ・クジラ会議をきっかけに作られた「イルカクジラモデル」以来、毎年新型モデルが企画され、限定発売されている。毎年冬季限定でペア発売され人気を得ている「ラバーズコレクション」など、すでに定番化しているものもあるが、服飾ブランドやアーティストとタイアップした限定モデルも完売必至の人気アイテム。数々の良質なタイアップを経て、G-SHOCKブランドは拡大してきたのだ。


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今回も、人気機種DW-6900でアパレルブランドとの限定コラボ商品が登場。アパレル系でいうと、前シーズンではBEAMSとのコラボが話題になっていたが、今回はアメリカのストリートカルチャーを牽引するアパレルブランドとのコラボ。ひとつは、ニューヨークのストリート・スケートカルチャーの発信ショップとして絶大な影響力のあるショップ「DQM」。そして、もう一つは、西海岸を拠点に全米の若者に支持されているストリートブランドで、カニエ・ウエストなどのアーティストサポートでも定評のある「LRG」。西海岸らしいライトブルーは、LRG の09年春のテーマカラーがとても爽やかな仕上がりだ。このLRGとのコラボモデルは3作目だが、今回も問い合わせ殺到中とのことだ。
G-SHOCKは、今年25周年を迎えるが、時代の空気を取り入れたコラボレーションにより、G-SHOCKの世界はますますタフになって広がって行きそうだ。

取材協力／
G-SHOCK STORE FUKUOKA　キャナルシティ博多2Ｆ　092-273-1738

バックライトを点灯するとドラえもんが覗き込む。2112年に誕生したドラえもんの誕生にちなんで限定2112本のみの発売。ベルトにはG-SHOCK25周年記念ロゴ入り。

写真提供／