『聴説 Hear Me』は、夢・純愛をテーマにした純愛映画である。
パラリンピックに参加することを夢みる姉を応援するため、ヒロインは毎日プールサイドに通っている。

主人公の男性「天闊（ティエンクォ）」はお弁当を宅配していた時にヒロインに一目ぼれした。
彼女が日々の食事代もままならないことに気がついて、彼は愛のお弁当を作り始める。
彼女はお弁当の中身を細かくメモに取り、ふさわしい値段をつけておいて、お金の工面が出来るとすぐ彼にお金を返す。
こうしたことを繰り返しているうちに、二人はお互いに惹かれあうようになった。

耳が不自由な生活の中で感じる不便さ、健常者との恋愛に対して世間から偏見の目でみられること、それによるストレス、、
これらのことが映画で多く触れられている。

夢を決して諦めずに努力することや100％の純愛ストーリーで人気を呼び、今年の台湾映画でヒット作品になった。

また、映画を上演するタイミングが9月に台北市で行われた耳が不自由な方のためのパラリンピック「第21回夏季デフリンピック台北2009」が開催された時期と重なったことも興行成績に多少影響を与えることになった。