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[Kobori のバンコクレポート] 外国人向け新トゥクトゥク・ツアーが大人気

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地元の旅行会社などがトゥクトゥクによる新たなサービスを開始、外国人旅行客の取り込みに乗り出した。

 その可愛らしい表情から乗ってはみたくなるものの、「危ない」とか「ボったくられる」、さらには「ひったくられる」などの心配を理由に、若干の及び腰になるのが三輪タクシーのトゥクトゥク。陸運局によると、タイには現在約2万台が登録されており、うち約8000台が首都バンコクで運行している。タイ政府は原則として新規登録を受け付けない方針を掲げており、中心部を少し離れると最近は見かける機会もめっきり減った。そんな中、地元の旅行会社などがトゥクトゥクによる新たなサービスを開始、外国人旅行客の取り込みに乗り出した。

トゥクトゥク
▲観光資源としても注目されるトゥクトゥク(バンコク都内)

 新サービスを始めたのはローカル旅行会社のナワタット・ホスピタリティー。外国人旅行客のタイプ別に6つの周遊ツアー「スマイリング・トゥクトゥク」を用意、飲食店などとも連携している。例えば、タイを初めて訪れた人向けには「バンコクハイライト・トゥクトゥク」のツアー。観光スポットとして有名なエメラルド寺院や水上マーケットなどを周遊し、冷たい椰子の実ジュースやタイ料理で締めくくる。料金や時間は事前に決めておくが、短時間だったら1人200~300バーツほどから請け負うことも。地理に不慣れでスケジュールがタイトな旅行客にはうってつけかもしれない。

 ツアーは他に、カップル向けの「ロマンチック・トゥクトゥク」、何度もタイを訪れている人に隠れた〝穴場〟を紹介する「オフビート・トゥクトゥク」、最近増えてきたイスラム教徒向けの「ハラル・トゥクトゥク」、肉が主体のタイ料理に飽きてきた人向けの「ベジ・トゥクトゥク」などがある。このうち、ハラルのツアーではイスラム教の戒律に合わせた食材を提供する市場やレストランなどを紹介。タイでも安心してイスラム教徒が旅行をできるようにしている。

 同社では昨年後半からサービスを開始したところ、予想以上に盛況だといい、さらに規模を拡大していく。ドライバーとして会社に登録をするトゥクトゥクの運転手からも、安定的な収入源になるとして好評だ。同社ではさらなるサービス向上を目的に、ドライバーへのマナー教育や簡単な英会話レッスンなども開始した。他社にも同様の動きがある。

トゥクトゥク
▲地方では未だ住民の貴重な足だ(バンコク東部マハーチャイ)

 トゥクトゥクは、人力の三輪自転車「サムロー」(3つの輪の意味)が前身。かつては交通手段の主役としてバンコク都市部を無数に運行していたが、サリット政権下の1959年に都市部での全廃が決定された。代わって生まれたのがトゥクトゥ