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[リュウジの北京レポート] 日本ブランドの存在感が光るCHIC
3月26日~29日の4日間、北京国際展覧中心にてCHIC2012(中国国際服装服飾博覧会)が開催されました。93年からスタートして今年20周年を迎えたCHICは、アパレルメーカー、バイヤー、メディアをはじめ、一般来場者も大勢訪れるアパレルブランドの見本市。メンズとレディスが同時に展示され、商談も行われます。

会場に着くと展示場の広大なスペースに驚かされました。11万平方メートルの展示スペースには、21カ国・地域から1000余りのアパレルブランドが参加。

事務局の方に話を伺うと、今年の傾向は「復古」が挙げられると語っていました。中国ではこのところ、古典を新たにテレビドラマ化した「紅楼夢(こうろうむ)」やチャン・イーモウ監督作品「金陵十三釵」のヒロインが纏う伝統的な衣装がクローズアップされています。ファッションでも中国古来の伝統を取り入れたデザインが増えているようです。いっぽう、世界的なトレンドを取り入れたデザインを打ち出して、若者のニーズを得るブランドの確立を目指す中国アパレルメーカーも増えているとのことです。

会場に着くと展示場の広大なスペースに驚かされました。11万平方メートルの展示スペースには、21カ国・地域から1000余りのアパレルブランドが参加。

事務局の方に話を伺うと、今年の傾向は「復古」が挙げられると語っていました。中国ではこのところ、古典を新たにテレビドラマ化した「紅楼夢(こうろうむ)」やチャン・イーモウ監督作品「金陵十三釵」のヒロインが纏う伝統的な衣装がクローズアップされています。ファッションでも中国古来の伝統を取り入れたデザインが増えているようです。いっぽう、世界的なトレンドを取り入れたデザインを打ち出して、若者のニーズを得るブランドの確立を目指す中国アパレルメーカーも増えているとのことです。


日本のアパレルメーカーも来場者たちの関心を集めていました。繊研時装諮詢有限公司が主催した日本パビリオンには日系企業11社がブースを出店。初めて北京で展示を行うのは5社。
すでに上海に進出しているレッグブランド「福助」のブースにはオシャレなストッキング、タイツが来場者の目をひきつけていました。中国では衣類はおしゃれなものが増えてきましたがレッグファッションはまだコンサバなので、中国女性の足もとをよりキレイにしていきたいと担当者は語っていました。
すでに上海に進出しているレッグブランド「福助」のブースにはオシャレなストッキング、タイツが来場者の目をひきつけていました。中国では衣類はおしゃれなものが増えてきましたがレッグファッションはまだコンサバなので、中国女性の足もとをよりキレイにしていきたいと担当者は語っていました。


日本のカワイイも人気を博していました。スウィートカジュアル「MarieMorrie」は蘇州、上海をはじめ、中国に12店舗(2012年3月現在)展開。ディスプレイされた展示品を即買いたいと訪ねてきた来場者もいました。
行列ができていたのが鮮やかな和柄を立体プリントする「むかしむかし」のブース。立体プリントを転写する実演に人だかりができる大盛況ぶり。用意していたプリントシートと生地が不足して対応に追われていました。
行列ができていたのが鮮やかな和柄を立体プリントする「むかしむかし」のブース。立体プリントを転写する実演に人だかりができる大盛況ぶり。用意していたプリントシートと生地が不足して対応に追われていました。

■「MarieMorrie」ブースのディスプレイ

■メディアの取材を受ける「むかしむかし」のブース
世界から集まったアパレルメーカーのなかでも日本ブランドは存在感が光っていました。中国をいっそうオシャレにしていく日本ブランドの活躍を期待しています。
海外情報員 リュウジ プロフィール
中国・北京在住。
北京世語天博教育咨询中心マネージャー。
2010年、北京にて中国内資企業「北京世語天博教育咨询中心」をパートナーと共同設立。
通訳、日本語アドバイザーとしても活躍し、日中の友好の懸け橋として活躍中。
北京世語天博教育咨询中心マネージャー。
2010年、北京にて中国内資企業「北京世語天博教育咨询中心」をパートナーと共同設立。
通訳、日本語アドバイザーとしても活躍し、日中の友好の懸け橋として活躍中。