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[スースーの北京レポート] 陶喆(デヴィッド・タオ)コンサート

歌唱力と創作力で中華圏にて絶大な人気を誇る
R&B歌手・陶喆(デヴィッド・タオ)
97年に1stアルバム「デヴィッド・タオ」でデビュー
それまでの香港や台湾、本土を含めポップスが主流であった音楽シーンの壁を破り、本格的なロックサウンドのオリジナルR&Bスタイルを確立したデヴィッドはR&Bの教父と呼ばれ中華圏で代表的な実力派R&Bシンガーであります。
そんなデヴィッド・タオが3年ぶりのニューアルバム「69楽章」を引っさげて1月2日・3日、北京市内の北展劇場でコンサートを開きました!

北京でももちろんファンサービスをたくさんしてくれました。
観客席から女性の観客を1人ステージに上げて歌うそのロマンチックな演出に北京でも非常に盛り上がりました!
デビッドはアルバム「69楽章」の名前の由来について、「僕は1969年生まれだから、69は僕の星座の蟹座のマークにも似ている。今回のアルバムは6枚目で9作品目であり、易経で6と9は陰と陽の極限数を指し、変化の中で再生するという意味を持つ。日本語で69はロックと発音すると聞いたよ。」と語った。

またMCでは、父は歌手で、母は京劇役者という芸能一家に生まれ、3歳の頃から母が京劇の歌っている隣の部屋で、父がラブミーテンダー♪を歌っていたり、小さい時から音楽の環境に恵まれていたと話し、15歳からロサンゼルスで暮らしていたため思春期に洋楽に刺激されビートルズにも影響を受けたという。
音楽はただ単に娯楽を与えるものではなく、ラブ&ピースを分かち合うものであることを強調した。
3時間近くに渡るコンサートでは37曲を熱唱し、スタンダードの持ち歌やアルバムからの新曲以外でもStevie Wonder の「Superstition」 、Pink Floydの「Another Brick in the Wall」、Michael Jackson の「Beat It」、Police の「Every Breath You Take」、Led Zeppelin の「Black Dog 」、Creamの「Sunshine of Your Love」 、Jimi Hendrix の「Foxy Lady」とデビュー前にロックバンドを組んでいたことだけあってロックなデビッド・タオに会場もさらにヒートアップ!

コンサートで北京に来れて嬉しい!なぜなら北京は中国ロックの聖地だからというフレーズに北京のロック少年、観客もいっそう熱くなりました!
コンサートチケットは平均で5000円から席によっては1万円以上するため高額でありながらもデビッド・タオを一目観ようと会場いっぱいにファンが集まりました。
アンコールでオリジナルカバーしたBeatles のAll You Need is Loveの時は会場に大合唱が沸き起こり、感動的なラストとなりました。
海外情報員 スースー氏 プロフィール
中国・北京市在住。
福岡県と友好提携を結ぶ江蘇省の出身。
幼少の頃から学生時代までの約 13年間を福岡で過ごし、現在は、北京の映像会社に勤務。
2007北京ポップフェスティバルでは、日本アーティストのアテンド兼通訳としてサポートをおこなうなど、日中の文化交流に貢献。
福岡県と友好提携を結ぶ江蘇省の出身。
幼少の頃から学生時代までの約 13年間を福岡で過ごし、現在は、北京の映像会社に勤務。
2007北京ポップフェスティバルでは、日本アーティストのアテンド兼通訳としてサポートをおこなうなど、日中の文化交流に貢献。