
孫悟空になりたいという夢を一筋に追いかけ夢を叶えた石山さん
「小学生のとき偶然テレビで目にした孫悟空の姿があまりにも生き生きと
していておもしろかったので『孫悟空になりたい!』と思ったのが始まりです。」
と目を輝かせて話してくれました。
そんな石山さんは現在中国国家京劇院に在籍する初の外国人京劇役者
として日本と中国で活躍されています。
●18歳で北京の中国戯曲学院附属中学校に留学することを決めた石山さんは、
ご自身について。「小さいころから今になっても変わっていないけど、
とにかく好きなことをやるのが自分だと思う。
京劇の演技術では「唱」が一番重視されており、台詞、しぐさ、立ち回り、ほかにも発声練習、小道具の扱い方など、専門実技を中心に厳しい訓練が続きます。ただやめたいと思ったことは一度もないですね。
自分にできることを1つずつやってきただけですが
京劇が好きである気持ちは今でも変わっていないです。
これからもどこにいてもどんな形であっても自分の芸術を高めていきたい。」と力強く語っていました。
●福岡にはどんな印象をお持ちでしょうか? 「昨年京劇の九州公演で福岡に訪れた際に、人が温かい街でアジアの玄関口でもあるので
文化交流が盛んに行われている雰囲気がある街という印象を受けました。
京劇というのはとても幅が広い芸術で、
工夫しながらやってきたのが今回の京劇と日舞のコラボレーションという形になり、
日中文化交流を実現できたことをうれしく思うと同時に
今までになかった試みでもあるので楽しみながらやっています。
機会があればぜひまた京劇公演で福岡に訪れたいです。」
●京劇の雰囲気を感じに来て欲しい。「日本で中国の伝統芸術京劇を観にきてくださるお客様の年齢層は中高年が中心ですが、
伝統芸はどうしても敷居が高いというイメージを持たれがちです。
会場に来ていただけると雰囲気だけでも楽しめると思いますし、
衣装の刺繍がきれい、立ち回りや歌がおもしろい、見方はいろいろあっていいと思うのです。
横浜公演ではたくさんの若い人にも観にきていただきました。
みなさん素直に観てくれますので、観客の心を掴む演技をいつも意識しています。」
●カルチャーについて「刺激的な新しいカルチャーがどんどん生まれてきている中、
新しいものはいつの時代も古い文化から大きいなインスピレーションを受けていると思います。
そういう意味でも何代も受け継いてきた伝統文化である京劇の
刺激的な雰囲気を少しでも多くの方に感じに来てほしいですね。
舞台はその場で伝わるので、見ていてここがおもしろいという点を
ちょっとだけでも見つけて家路についてもらえると嬉しい。」と
微笑みながら語ってくれました。
今回のインタビューで
古いものから新しい発見!というインスピレーションを受け
まさに
「温故知新」という言葉がぴったりだなと思いました。
日中友好交流のために熱い気持ちを持った方々のおかげで
このようなすばらしい企画
日本舞踊と京劇のコラボレーションの北京公演が実現したことを本当に有り難く思います。
北京公演には子供と一緒にたくさんのご家族が観に来ていました。
大人が観てもおもしろくて、また石山さんが演じた孫悟空は子供にも大人気でした。
ヒーローのような存在の孫悟空になりたいと思った石山さんの
気持ちが本当によくわかりました!