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[愛魂 vol.23] QUOLOMOディレクター 伊崎真一 ~ファッションというフィルターでジャパニーズ・カルチャーを世界へ発信するクリエイター~(1/2)

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愛魂 伊崎真一

 「Dr.スランプ」や「うる☆やつら」、「ハローキティ」まで、幅広いキャラクターのプリントを落とし込んだTシャツラインをクリエイトする“QUOLOMO”プロジェクトのプロデューサー、伊崎真一。今世界中から注目を集める日本のアニメやマンガ、そしてアイドルといったジャパニーズ・カルチャーを軸に、ファッションという切り口でプロダクトを創造するこのプロジェクトを始めた意味や、目的。そして今後の展望とは。
 今回のインタビューでは、単に“QUOLOMO”というプロジェクトの話ではなく、これからの日本が世界に対して何を強みにアピールし、どう動いて行くべきか、そんなヒントを発見できる話を聞くことができた。

海外のバイヤーに次に欲しい日本のモノについて聞いたら、“アニメ”だったり“女の子”だって。

asianbeat(以下ab):ab:伊崎さんはご自身でストリートブランドを展開していますが、その中でQUOLOMOというのはどんな位置づけなんですか?

伊崎:プロジェクトとして行っていますね。 KIKS TYOっていうストリートブランドをやってる中で、これが海外の評判が良くて。47カ国くらい海外やってまして、その中で“ほしのあきちゃん”と“スニーカー”みたいなTシャツが海外ですごい売れたんですよ。そんなとこで、コレットやいろんな海外のバイヤーに次に欲しい日本のモノって何ですかって聞いたら、「ジャパンカルチャー欲しい。“アニメ”だったり“女の子”だったり」って皆が言うんですよ。KIKSはスニーカーなんで、じゃあジャパンカルチャーを柱に立てたプロジェクトをやろうって思ってQUOLOMO(クゥオロモ)を始めました。羽衣の衣(ころも)からきてるんですけど。海外が求めてたんですよね。

ab:どちらかというと自分がやりたいというよりも、そこにニーズがあったから始めたという感じで?
伊崎真一
そうですね。結局日本人は、生まれたときから周りにそういうキャラクターがいっぱいあって、それを見て育つから、それがあって当たり前。それが良いモノとして見れないんですよ。けど、海外ってある一定の大人になってからそういうモノを見れるでしょ。そうすると、「おお、何だこれ! ジャパンアートだ!」ってアートとして捉えることができる。QUOLOMOっていうのは、その海外から見た日本のカルチャーっていうのをテーマにしてるんですよね。だからキャラクターのプリントものも、日本人の感覚だと「それそのまんまやって大丈夫?」っていうズバでバコーンなデザインも、海外からするとアートだからいじらないでくれっていう。

ab:確かに。いじらずそのまま使ってますよね。

伊崎:そう。今までって柄にしてあえて分かんないようにする風潮もあったけど、今は本当にそのズバでバーンっていうのが欲しいと。アラレちゃんとかもそうだけど、鳥山明先生のタッチとか、そういうのがキレイに出るように全部インクジェットプリンタでやって、その作品そのものを出す、みたいな。

アイドルの商品も、ちゃんとデザインされたものにニーズがあるんだと思います。

Dr.スランプ Tシャツ
ab:日本の反応っていうよりも海外からの反応の方が大きいんですか?

伊崎:そうですね。僕らの商材を日本の人から見たら、まんま過ぎて、ちょっとなぁっていうのもあるんですけど、一方で例えばうちの商材だと、パリのトレンドの発信源でもあるセレクトショップ“コレット”で扱われて、コレットとGAPの期間展みたいなのがニューヨークでもあったんですけど、それだけでいわば“向こうで売ってるもの”って思っただけで日本人は逆に買うんですよね。なんかね、一周回ってきてるみたいな。

ab:日本人はそれがあるからいいものって判断する?

伊崎:そう。例えば(店内に置いてある)キューブリックのおもちゃとかも、これだけLOVELESSでやって、伊勢丹の一階でアート展みたいなのをやったんですけど。一日で1000体、売り切れたんですよ。一個9000円くらいするものが。それくらい付加価値が付くことによって一気に反応が変わりますね。
あと、もう一個僕が面白いと思っているのが、アニメと同様に日本人の女の子。今までは要は最もタブーとしてきてる題材であって、僕がKIKSの時やったほしのあきが、まさにその突破口になって。やっぱオタクの人って、一番素直で本当に好きだから着るんですよ。このアニメが好きだから着る。でもコーディネートとか考えないから変になっちゃう。売ってる店やメーカーが、ショボショボの超ダサいのしかないからそれ着てるわけで、だからダサいって言われちゃう。だったら、ちゃんとデザインされたアイドルの商品を作ったら、要はデザインされたアイドルの商品っていうのが一番ニーズがあるんだと思うんですよ。

ab:確かに。

伊崎:ていうことで、このお店原宿(J-GIRL'S MUSEUM by QUOLOMO)を作ったんですよ。でもこのお店って、もっともアイドルファンとは遠いところにあるんです。場所的にも、気持ち的にも。ほんとは秋葉原の真ん中だったらもっと売れるハズなんですけど、逆にここに作ってやるっていうことの意味は、実はお客さんではなく、タレントやアイドルの事務所の方に対して考えてて。要は、○○電気の二階とかで握手会だのって、やりたくないでしょ。だったら裏原宿で、こういうムーブメント、ちゃんとした発信の場所を作るからって。そう言うと、皆さん喜んで来てくれるんです。ちなみに毎週末ここは、タレントさんが一日店長してまして、そこで取材陣が来て、その後ずらずらっと日本人が並ぶんですよ。ネイバーの列かと思ったら、オタクの列だって。

ab:すごい光景ですよね。

伊崎:ここで、握手して、写真撮ってもらってみたいな。アイドルファンからしたら、実際に会えるっていうことが最上級の喜びであり目的、達成。AKB48もそれで人気で。そういう考えのもと、じゃあちょっと裏原宿に作って、時代を変えてやろうっていう、そういうお店なんですよ。

ab:お店ができる前に比べると、オタク系っていうかその人たちの出現率みたいなのは増えたんですか?

伊崎:無茶苦茶増えたんじゃないかな。他には行かないから、ここ目がけて来るんだよね皆さん。アイドルのイベントでは、この店に来た方はヒーローみたいな扱いを受けるみたいです。「おれ裏原宿まで行ったよ」ってなると、「お前すげえな」って(笑)。Tシャツもここでしか買えないので、行ってきた証みたいなんで。
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