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[愛魂 vol.45] 松居大悟~コンプレックスを力に、次世代を担う若手クリエイター~(1/2)

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慶應義塾大学在学中に、演劇ユニット「ゴジゲン」を旗揚げし、人気コミックの実写映画「アフロ田中」で自身初となる商業長編映画に挑んだ松居大悟氏。2007年より自主制作映画を発表し続け、「ちょうどいい幸せ」(脚本・監督)で、沖縄映像祭2010にて、グランプリを獲得するなど、若干26歳でありながら数々の実績を誇る。
今回の映画「アフロ田中」の原作はシリーズ累計400万部を超える人気コミックで、監督もこの作品のファンの一人であった。主人公「田中広」が自分そのものと語る程、この作品への想いは強い。
自身の原点とも呼べる「アフロ田中」に込めたメッセージとは。さらに、不思議なオーラを放つ松居大悟とはいったい何者なのか。26歳の一人の男の魅力に迫った。

アフロ田中は僕の原点。だから、胸を張れる作品にしたかった。

asianbeat(以下ab):「アフロ田中」の監督というお話をもらった時どう思われましたか?

松居大悟(以下 松居):偶然じゃないけど、運がよかったと思っています。あとは、人の縁を大切にしてきたことですね。お芝居やっていると、分からない奴には分かってもらえなくていいっていう人たちもいるんですけど、僕はそれが好きじゃなくて、もっともっと見に来てくれた人に感謝した方がいいんじゃないかって思いながら、舞台をやらせてもらっていました。このお話も、舞台を見に来てくれていた人に頂いたので、人と人との縁を大切にしてきてよかったなと思いますね。

ab:撮影現場で苦労された点があれば具体的に教えて下さい。

松居:撮影に入る前にスタッフさんと打合せしようとしたら、「もうしなくていいよ、イメージブレるから」とか、「普通、映画はそうはやんないけどね」って言われたことですね。
アフロ田中1
僕はキャリアがないし、周りの皆さんの仰ることが、絶対正しいんですけど、「アフロ田中」は、普通の映画をやるつもりがなかったので、「普通、映画でやらないよ」って言われても、関係なかったですね。でも、僕とカメラマンさんのやりとりが、他のスタッフさんも影響して、「どう動けばいいか分からない」って言って辞めちゃったりしたんですよ。その時は、ホント泣きそうでしたね。

ab:でも、この経験は今後の活動に活きてきそうですね。

松居:はい。僕は、生きることが下手くそな人に興味があって、そんな人を肯定できるモノを描きたいと思っていたので、"アフロ田中"は昔から好きでした。そんな風に思っていた時に、この映画の話を頂いたので、これからの自分の根源となるものにしようと思って撮りました。今後何をやるにしても、「アフロ田中」を撮ったってことは、絶対ついてくることなので、胸を張れる、かけがえのないモノになったと思います。

ダメでもいいじゃない、むしろダメなことでも肯定したい。

ab:田中広が感じていた「思ってた人生と違うな」とか「友達が結婚していって焦るな」というような感情は20代に絶対に抱くものだと思いますが、同世代としてどう思われますか?

松居:僕らの世代って、生まれた時からずっと不況だから、何が不況なのかよく分からないんです。飯も食えるし、服も着られるし、日本が借金している実感もないし。でも、リストラだったり、就職決まらなかったりして先が見えなくなると、仲間とか自分の居場所っていう、小さなコミュニティがすごく大切になってくるんです。どう生きるかじゃなく、どこで安心するかが重要なんですよね。だから、twitterやfacebookやるのも、深くはないけど、ちょっとずつ繋がっていたい、自分にとって心を開ける仲間がいる場所があるっていう事を大切にしているんだと思うんです。だから、“地元に帰ってきたときに仲間がいる”感じを意識しました。地元の仲間たちって安心できるし、言葉を必要としなくても、コミュニティが成り立つんですよね。
アフロ田中
ab:この映画をどんな人に見て欲しいですか?

松居:なるべく多くの人に観て頂きたいですが、個人的には、鬱屈(うっくつ)とした人にぜひ観てほしいですね。例えば、世の中のイケてない人とか。「チクショウ、人生面白くねーな」って思っている人にももちろん見てもらいたいです。

ab:映画を通して伝えたいことは何ですか?

松居:ダメでもいいじゃないということですね。僕は、ダメなことに対して奮起するつもりもないし、ダメなことをバカにするつもりもない。むしろ、ダメなことを肯定したいくらいです。人って、上手くいかねーな、モテてーな、幸せになりてーな、でも、なれねーなって人が大半だと思うんで、この映画を観て安心してもらえたらと思います。無理しなくていいっていうくらいに感じてもらえればいいですね。例えば、明日自殺しようって思っている人が、再来週にしようって思えるくらいのメッセージ。止めさせるのは無理でも、ちょっとだけ先延ばしにするくらいはできるんじゃないかな。
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