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[ ICON vol.54 ] 福嶋麻衣子 ~アイドルの常識を変えた 秋葉原の若きプロデューサー~(1/2)

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 秋葉原のライブハウス「ディアステージ」や「MOGRA」の仕掛人であり、今注目の秋葉原出身アイドル「でんぱ組.inc」のプロデューサーでもある“もふくちゃん”こと福嶋麻衣子氏。
 秋葉原という街に魅せられ、秋葉原に育てられた彼女は、秋葉原を拠点に、日本中そして海外にまで活動の場を広げ始めた。最近ではNHKのニュース番組でもナビゲーターを務めている福嶋氏は、日本を代表する若手プロデューサーの1人として注目を集めているのだ。なぜ彼女が秋葉原にこだわり、アイドルにこだわり、プロデューサーとしての生き方を選んだのか。彼女のホームであるディアステージにて話を訊いた。

ノイズもポップスもどっちも分かるから、私がやれることがここにあるんじゃないかと思った。

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――今まで手掛けてきたプロジェクトを教えて下さい。

福嶋麻衣子(以下 福嶋):まずはライブ&バー秋葉原「ディアステージ」ですね。もともと2007年12月に今とは違う場所でスタートしたんですけど、お客さんの反応もとても良く、今後の可能性も感じたので、2008年9月に今のビルに移転してきました。またその直後くらいに初めて手がけたアイドルユニットが「でんぱ組.inc」で、2008年12月に最初のシングルをリリースしました。その後、2010年に「MOGRA(DJバー)」を、最初にディアステージを始めた場所でオープンしました。

――今の仕事をするに至った経緯は?

福嶋:友人から誘われて、ディアステージの立ち上げメンバーと出会い“秋葉原でライブハウスをやりたいね”って話から始まったんです。飲食経験のある子たちがお店の基盤を作って、私は元々プロダクションを作ってアイドルのプロデュースをしたいという想いがあったので、この分野で参画していきました。
まずは飲食店で基盤を作り、そのコンテンツとしてアイドル、アーティストというものを加えていきました。

――そう思ったキッカケって何?

福嶋:昔から音楽の勉強をしていたので、音楽に関わる仕事をしたいという想いはずっと持っていて、そこから“世界に発信できる日本ならではの音楽を作りたい”と思うようになっていきました。それを突き詰めた先にあったのが、電波ソングやアニメソング、アイドルソングという音楽で、そこから秋葉原という街に興味を持つようになったんです。昔からアイドルにも興味はあって、アイドルというカルチャー自体をもっと自分の力で盛り上げていけないか、そういう方向に興味の矛先がシフトしていきました。

――もともと秋葉原の所謂オタク文化に興味があったわけではないの?

福嶋:興味はあったのですが、大学生くらいから徐々にオタクのコンテンツにハマり、コミケにも行き始めて、M3(主に音楽や映像を専門とする同人系イベントの一つ)とか音楽の同人販売に行き始めました。

――それから秋葉原やオタクカルチャーにどっぷりはまっていったの?

福嶋:メイド喫茶との出会いは大きいですね。メイド喫茶を通じて秋葉原の様々な文化を学べました。また大学時代はノイズミュージックをやっていたんですが、それを突き詰めていった時に、逆にポップミュージックの素晴らしさとか、エンターテインメントの素晴らしさに興味が移り、そのままアイドルっていう商業的なところに辿り着いちゃったんです。ノイズミュージックって、お客さん少ないし、これをビジネスとしてずっとやっていくのは無理だなと思っちゃって(笑)。私の場合は、その反動もあって万人が聴く音楽って何だろうって考えて。そこで、その音楽の創り方に興味を持って、ノイズミュージックなどを通ってきたからこそ、私がやれることがここにあるんじゃないかと思ったのがキッカケかもしれません。

でんぱ組.incは、自分にとって壮大な実験でした(笑)


●もふくちゃんこと福嶋麻衣子氏が手掛けるアイドル でんぱ組.incのニューシングル「ちゅるりちゅるりら」

――自らが表現者という立場もあったと思うんですけど、プロデュース業に専念すると決めた理由は?

福嶋:高校生くらいの頃から、自分はプレイヤーに向いてないとは思っていて……。私はやりたいことが多かったんですよ。プレイヤーって、一つのことを突き詰める職人気質な人が多い気がするんですけど、自分は全体のアートワークだったり、パッケージを作っていく方にも興味があって。それで芸大を選んだというのもあります。もともと音大付属の高校だったんですけど、それだと音楽以外のカルチャーが学べないので、もう少し俯瞰してモノを作るということをやりたいと思ってました。

――福嶋さんが初めてプロデュースしたアイドルであるでんぱ組.incはどういう存在?

福嶋:言い方が難しいんですけど、「壮大な実験」でした(笑)。初めて手がけるアイドルだったので、なにもかも手探りで。最初の頃はとにかくやりたいことを次から次へと試していきました。メンバーと一緒に作り上げていっている感覚でした。さっきも言いましたが、アイドルは好きだったんですけど、そのアイドルという存在に歯がゆく感じることも多かったんです。それまでのアイドルって、男性が作っているもので、歌詞とか、恋愛の曲でも女性として共感できない部分が多かったんです。衣装も、「なんでこの服!?」っていうのがあったり。でも、その時に“これはチャンスだ”と思ったんですよ。こんなにも凝り固まっているってことは、逆に崩しやすいなと。こんなアイドルがいるんだっていう驚きを見せたいと思って。ホント、やりがいはありましたね。

――活動の幅が広がることで取り巻く環境は変わった?

福嶋:そうですね。それこそ、先日の武道館ライブでもスタッフの人数に圧倒されたというか、こんなにたくさんスタッフさんがいるんだって。お客さんがたくさん入っているということよりも、スタッフさんの多さにビックリしましたね。改めて色々な方々に支えられて、ここまで来たんだなということを一番感じました。

――ファンの方たちの変化どうですか?

福嶋:WWDツアー(2013年)辺りから、Zeepなど比較的大きな会場でのライブも始まって、お客さんの層の広がりは感じるようになりました。特に最近だと女性の多さを感じますね。女性ファンはかなり多い方だと思います。今後もっと増えていくと思っていますし、そうなって欲しいと思います。やっぱり女性に愛されるアイドルっていうのが理想なので。

――ちなみに、日本のカルチャーは海外からの支持は高いと感じる?

福嶋:そうですね。最近はでんぱ組.incのファンもアジアを中心に増えている気がします。それに、どこの国の人も同じように応援してくれるんですよ。ヨーロッパの人たちも、オタクのファンが着る“法被”を着用で応援してくれてたりとか、サイリウムを持ってたりとか、そのスタイルは万国共通ですね。今、横浜で東アジア親善大使をさせて頂いていることもあるし、海外でのお仕事は今後も増やしていきたいですね。

⇒もふくちゃんこと福嶋麻衣子氏にとってのターニングポイントとは?
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