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【櫻井孝昌のJAPAN! JAPAN! JAPAN!】第75回 美術館に行きたくなる! 和田彩花(スマイレージ)が絵画案内に新風を吹かせている
スマイレージのリーダー和田彩花が絵画鑑賞好きなことを知ったのは、2011年2月9日に掲載された読売新聞夕刊の記事だった。
マネが好きという和田の趣味に、私自身がとくに30代のころ世界各地の美術館を趣味で回ったことを思い出し、とても興味を抱いた。ラジオや取材などで話す機会があるたびに絵画の話題を和田にふっていたのだが、返ってくる言葉が会うたびに深く、鋭くなっていくのが楽しかった。
「西洋絵画も相変わらず好きなんですが、最近は仏像にはまって」
20代の編集者時代、美術関連の本を何冊も手掛けていた私には、少し前に和田から出た言葉は決定的だった。
和田彩花の視点による絵画鑑賞の本を読んでみたい。それが、現在私がプロデュースさせてもらっている和田彩花の「乙女の絵画案内」がスタートするきっかけだった。
マネが好きという和田の趣味に、私自身がとくに30代のころ世界各地の美術館を趣味で回ったことを思い出し、とても興味を抱いた。ラジオや取材などで話す機会があるたびに絵画の話題を和田にふっていたのだが、返ってくる言葉が会うたびに深く、鋭くなっていくのが楽しかった。
「西洋絵画も相変わらず好きなんですが、最近は仏像にはまって」
20代の編集者時代、美術関連の本を何冊も手掛けていた私には、少し前に和田から出た言葉は決定的だった。
和田彩花の視点による絵画鑑賞の本を読んでみたい。それが、現在私がプロデュースさせてもらっている和田彩花の「乙女の絵画案内」がスタートするきっかけだった。

絵画の見方や楽しみ方はいくらあっても変わらないし、もっと絵画鑑賞は身近なものであってほしい。これは私が編集者時代から強く思っていたことだ。それは、外交は政治家や官僚だけがするものではないという信念のもとに私が文化外交活動を世界で続けていることと通じる想いだ。和田の絵画鑑賞の視点は鋭いし、数えきれないほどの絵画関連の文章を読んできた私にも新鮮だった。何よりも、和田と話すことで、しばらく縁遠かった美術館にまた通ってみたいと思うようになったのだ。
かくして、和田との絵画案内本の企画はスタートした。現在、出版社PHPのサイト「衆知」で連載をしているが、多数の書き下し含め、来年書籍化予定である。
かくして、和田との絵画案内本の企画はスタートした。現在、出版社PHPのサイト「衆知」で連載をしているが、多数の書き下し含め、来年書籍化予定である。

和田の美術を観る視点がなぜ新鮮なのか。それは彼女自身がアイドルとして人にものを伝える立場にいることも大きい。それに加えて彼女は大学で専門的に美術史の勉強も開始した。この両面が合わさって、和田の絵画に対する視点をきわめてユニークなものにしているのだ。
「スマイレージの私を通して絵画に触れる人が増えたり、その逆のパターンも実現できれば嬉しいです」
絵画に出会うまで、アイドルという仕事以外にここまで夢中になれるものはなかったという和田。
「絵画と出会ったことで、私自身の視野が広がりました。絵画とは一生付き合っていきます。一生観ても見切れませんし、新しい発見をずっとし続けていくと思うんです」
「スマイレージの私を通して絵画に触れる人が増えたり、その逆のパターンも実現できれば嬉しいです」
絵画に出会うまで、アイドルという仕事以外にここまで夢中になれるものはなかったという和田。
「絵画と出会ったことで、私自身の視野が広がりました。絵画とは一生付き合っていきます。一生観ても見切れませんし、新しい発見をずっとし続けていくと思うんです」

真摯に絵画に向き合う和田彩花。しばらくその魅力がわからなかった印象派の画家たちの姿勢にも、ひとりのアーティストとしてとても共鳴するという。
「超個性派たちの集まりである印象派の画家たちは、絵画の歴史に新しい風を吹き込みました。私もアイドルとして新しい風を吹かせたいです」
まずは、何をさておき、「乙女の絵画案内」に目を通してほしい。「衆知」のアクセスランキングでも1位を獲得するなど注目を集めているのは、嬉しいかぎりだ。きっとみなさんも美術館に行きたくなると思う。
和田彩花の「乙女の絵画案内」
「超個性派たちの集まりである印象派の画家たちは、絵画の歴史に新しい風を吹き込みました。私もアイドルとして新しい風を吹かせたいです」
まずは、何をさておき、「乙女の絵画案内」に目を通してほしい。「衆知」のアクセスランキングでも1位を獲得するなど注目を集めているのは、嬉しいかぎりだ。きっとみなさんも美術館に行きたくなると思う。
和田彩花の「乙女の絵画案内」
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執筆者:櫻井孝昌氏プロフィール

ツイッターでも海外情報発信中 http://twitter.com/sakuraitakamasa/
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※次回は、国家事業としての「小樽・札幌ロリカワツーリズム」の第一弾ハイライト、札幌でのファッションショーの模様を中心にレポート
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