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第21回 人気読者モデル、木村優のソロデビューライブに2,000名のアメリカ人が大声援!
雑誌「KERA」などでモデルとして活躍している、木村優と初めて出会ったのは、2009年の初めだった。その後、彼女は外務省が委嘱したカワイイ大使となり、私はそのプロデューサーとして、パリ、ローマ、バルセロナ、北京、重慶、広州で原宿ファッションを通した文化外交活動をともに行ってきた。言ってみれば、彼女はマイ文化外交活動の同志である。
そんな木村優が、念願のソロデビューを飾ることになり、ニュージャージーの「AnimeNEXT」で初ライブを披露することになった。初ライブがアメリカというのは大きな挑戦だが、日本経済はもう一度改めて初心に帰って世界に向かうべきとつね日頃主張している私にとっても応援しがいのあるデビューライブとなったわけだ。
そんな木村優が、念願のソロデビューを飾ることになり、ニュージャージーの「AnimeNEXT」で初ライブを披露することになった。初ライブがアメリカというのは大きな挑戦だが、日本経済はもう一度改めて初心に帰って世界に向かうべきとつね日頃主張している私にとっても応援しがいのあるデビューライブとなったわけだ。

6月11日土曜日夜、2,000名ほどの観客を前にライブはスタートした。
普段の彼女はとても謙虚で、そしてちょっと天然な原宿ガールなのだが、いざ舞台に立ったときの度胸のよさには目を見張るものがある。カワイイ大使としてパリコレモデルと一緒にファッションショーをしたときも、ローマで1,000名ほどの観客を前にいきなりアカペラで歌ってもらったときもそうだったが、その思い切りの良さはソロデビューのライブでも変わることはなかった。
2,000名のアメリカ人が、彼女の歌で瞬時に盛り上がった瞬間を目の当たりにできたことは、それだけでも感動だった。
約20分のステージを終えた木村は、スタッフが彼女のCDを販売する机の下に潜り込んでしまった。そのとき彼女が流した涙を、私は忘れることがないだろう。
「300枚以上CDが売れなかったら帰国しちゃだめ!」
マネージャーの愛の指令は、なんなくクリアされた。
「超絶原宿乙女革命」というタイトルのシングルに収録されている「We are adventures!!」は作詞が畑亜貴、作曲が田代智一という、「涼宮ハルヒの憂鬱」のエンディングテーマ曲「ハレ晴レユカイ」のコンビが手がけている。ノリノリの楽曲にアメリカ人が声援を送る光景は、すべての日本人に見せたい光景だった。
普段の彼女はとても謙虚で、そしてちょっと天然な原宿ガールなのだが、いざ舞台に立ったときの度胸のよさには目を見張るものがある。カワイイ大使としてパリコレモデルと一緒にファッションショーをしたときも、ローマで1,000名ほどの観客を前にいきなりアカペラで歌ってもらったときもそうだったが、その思い切りの良さはソロデビューのライブでも変わることはなかった。
2,000名のアメリカ人が、彼女の歌で瞬時に盛り上がった瞬間を目の当たりにできたことは、それだけでも感動だった。
約20分のステージを終えた木村は、スタッフが彼女のCDを販売する机の下に潜り込んでしまった。そのとき彼女が流した涙を、私は忘れることがないだろう。
「300枚以上CDが売れなかったら帰国しちゃだめ!」
マネージャーの愛の指令は、なんなくクリアされた。
「超絶原宿乙女革命」というタイトルのシングルに収録されている「We are adventures!!」は作詞が畑亜貴、作曲が田代智一という、「涼宮ハルヒの憂鬱」のエンディングテーマ曲「ハレ晴レユカイ」のコンビが手がけている。ノリノリの楽曲にアメリカ人が声援を送る光景は、すべての日本人に見せたい光景だった。

いいもの、オリジナルなものを創って、海外に風呂敷に包んで売りに行く。いまの日本にもっとも必要な精神は極端に言えば、そういうことなのではないかと私は思っている。
もちろんネットを使ったeコマースも大事だ。だが、お客さんがどういう反応をするかを目の当たりにするかしないかによって、そうしたeコマース戦略自体の考え方も違ってくることが多いはずだ。
いろんな不安を自分のなかに閉じ込めつつ、アメリカという広大な消費大国に向かっていった、木村優のスピリットは、日本経済の明日を創る光でもあると思うのだ。
優ちゃん、がんばれ!
もちろんネットを使ったeコマースも大事だ。だが、お客さんがどういう反応をするかを目の当たりにするかしないかによって、そうしたeコマース戦略自体の考え方も違ってくることが多いはずだ。
いろんな不安を自分のなかに閉じ込めつつ、アメリカという広大な消費大国に向かっていった、木村優のスピリットは、日本経済の明日を創る光でもあると思うのだ。
優ちゃん、がんばれ!

毎週水曜日更新!
※次回はAnimeNEXTレポート続き。カノンがアメリカのファンをDJやパネルで熱狂させた。
※次回はAnimeNEXTレポート続き。カノンがアメリカのファンをDJやパネルで熱狂させた。
執筆者:櫻井孝昌氏プロフィール
作家、ジャーナリスト、事業企画・イベントプロデュース等の仕事とならび、2012年7月現在世界23カ国100都市以上で講演やイベント企画、ファッションショーといった「ポップカルチャー文化外交」活動を実施中。外務省委嘱のカワイイ大使プロデューサー、アニメ文化外交に関する有識者会議委員等も歴任。著書(発売順)に『アニメ文化外交』(ちくま新書)『世界カワイイ革命』(PHP新書)『日本はアニメで再興する』(アスキー新書)『ガラパゴス化のススメ』(講談社)『「捨てる」で仕事はうまくいく』(ダイヤモンド社)がある。ツイッターでも海外情報発信中 http://twitter.com/sakuraitakamasa/
新型コロナウイルス感染症対策が各地で実施されています。イベント・店舗の運営状況は公式サイト等でご確認ください。
















