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第15回 故郷ってどんな存在?アイドルからロックバンドへ~田中れいなの場合(1/3)

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popculturechronicles
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本連載が掲載されている「アジアンビート」は、福岡県が運営しているサイトである。
福岡は、世界とくにアジア諸国への日本の重要な玄関口のひとつ。そんな福岡県が日本と世界をつなぐという気概を持って企画運営しているのがアジアンビートだ。
私が、アジアンビートのアドバイザーをさせていただいているのも、アジアンビートに携わる福岡県のみなさんの想いに共鳴してのことである。
そんなわけで、私にとっても、福岡はいつのまにか第二の故郷のような存在になった。
福岡は、数々の有名アーティストを輩出してきた土地でもある。そんなひとりに、田中れいながいる。
モーニング娘。卒業以降も、シンガーとして歌うことの最前線にこだわる田中れいな率いるLoVendoЯのライブを、福岡で観てきた。それは前回掲載したJapan Pop Culture Carnival 2014のステージで交わした田中との約束でもあったが、田中が愛する故郷福岡でのライブ姿を観てみたいともずっと思ってきたからだ。

田中れいな
田中に、福岡について改めて話を聞いた。

田中「福岡という存在を意識するようになったのは、モーニング娘。に加入して、東京に出てきてからですね。友達あたたかかったなあとか、食べ物おいしかったなあとか。家に帰りたいな、パパに会いたいなとか、福岡に帰りたいなとよく思ってました。モーニング娘。を辞めたらいつでも帰れる場所がある、辞めたらすぐに福岡に帰ろうって思ってましたね」

東京出身の私には、故郷があるということは、うらやましく感じることも多い。

田中「それ、東京の人によく言われますね。でも、私からしたら、たとえば東京の実家から通うアイドルなら家族と離れなくてもいいわけでさびしくないし、うらやましかったですよ。私は、母と弟と東京に出てきたわけですが、福岡にも東京にも家があったら、私も東京で家族のためにも仕事をすることになるわけで、いろんなことを投げ捨てられないという気負いも大きかったです」

たしかにそのとおりだなあと、私がまったく彼女の存在を知らなかった田中れいなの12歳のころのことを思った。12歳当時の私は、実家でぬくぬくとアメリカやイギリスのロックや映画のことばかり考えていたわけで、改めて彼女の辿ってきたキャリアに感服する。

田中「モーニング娘。のライブで福岡に行ったときは、変に緊張していましたね。ファンのみなさんにも『おかえり~』と言ってもらえるんですけど、自分がメインになることにたいして、れいながちゃんとしなきゃとか変に重く考えてました。でも、もう人生の半分が東京になり、福岡は地元なんですけど、昔ほど東京との差を感じなくなりました。モーニング娘。で行った福岡と、LoVendoЯで行く福岡は自分のなかですごく違うんです。妙な気負いなしで、ライブに向かえるようになりました。福岡が仕事でなんども行ける場所というのも大きいと思うんです。めったに行けない場所が故郷だと、またいろいろ故郷への想いも違ってくるんでしょうね。ただ、ライブ以外にもうちょっとゆっくりできる仕事内容で福岡に帰ってみたいとは思います」

LoVendoЯの福岡でのライブ

LoVendoЯ
LoVendoЯ
田中れいな
田中れいな
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