「鼓動」2010年5月11日

2010.05.11

鼓動

留学生から学ぶ外国語教室

　まんが、アニメ、ゲーム、ファッション、ドラマ、ポップミュージックなどの若者文化は、その国や地域の中だけにとどまらず、国境を超えるコンテンツとして、アジアの若者の間に、凄まじいスピードと勢いで往来している。

　原因の一つに、インターネットの普及が大きな影響を与えたことはアジアンビートの取組みからも、言うまでもない。情報を商売とするメディアでなくとも、草の根レベルで、情報の受発信を行えるようになったことが大きい。

　中国で流行っている歌、タイで人気のドラマ、韓国のダンサー、香港の芸能事情など、インターネットを使えば、だいたいのことは知ることができる。そして、小さな単位であっても、今ここで流行っているものをお知らせすることができる。

　そして、インターネットの普及は、相互理解を促進するだけでなく、その土地の歴史、料理、ことばなど、幅広い興味を抱かせるようになり、距離そのものを近づけている。

　この春も留学生から学ぶ外国語教室に通うことにした。昨年と同じクラスだが、座る椅子が無いほど、今年もいっぱいであった。

　人の心は確実に近づいている。（K）