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「鼓動」2010年12月28日

PLUTO その4

鼓動 太陽系外縁部の小天体は、20世紀末以降相次いで発見されていった。しかし、1980年代のボイジャー探査機も、海王星までは次々に探査したものの、冥王星については訪れてはいない。また、高性能のハッブル望遠鏡をもってしても、冥王星のその素顔には迫れないでいた。

 21世紀となって、太陽系外縁部はようやく探査の時代に入ったといえよう。2006年1月19日、「冥王星・太陽系外延部天体探査機ニューホライズンズ」が打ち上げられた。打ち上げの時は、冥王星は、まだ「惑星」であったが、この年の8月に、惑星から準惑星へと格下げになっており、ニューホライズンズは、図らずも初の準惑星探査機となっている。いま、ニューホライズンズは冥王星に向けて、長い旅を続けている。すでに、5年近くが経過し、ようやく中間点を過ぎている。計画では2015年には、冥王星に接近する模様だ。そこでは冥王星とその衛星カロンなどの探査を行い、その後、より外縁部へと向かい、天体観測を行う予定である。

 エッジワース・カイパーベルトのあたりでは、惑星が形成される以前の天体が数多く残され、太陽系形成初期の情報を閉じ込められたままとも言われる。これらの天体の研究が進めば太陽系の惑星の起源と進化について、大きなヒントが得られるのだろう。

 トンボーが、冥王星を発見して80年の歳月が経つ。冥王星には、衛星のカロンが、兄弟星のように帯同している。ともに、自転周期は6.4日だ。さらにカロンの公転周期は、これまた6.4日で、カロンと冥王星とは、常に同じ面を向け合っている。二つは二重惑星かのようだ。二つの星が放つ光は、あたかも、暗黒の冥界をつかさどるPlutoの二つの眼光ともいえるかもしれない。

 ニューホライズンズには、Plutoの発見者であるトンボーの遺灰が乗せられているという。ローウェルの遺志を受け継ぎ、宇宙の闇にかすかに動く光を探し出した天文学者の遺灰は、今、はるかなるその光源のもとへと、日120万キロのスピードで、静かに旅を続けている。(IK)

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