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総力取材 「博多献上PORTERのすべて」  ~第二章

日本のカバンづくりのトップランナーが感じた、博多のモダン

「博多献上PORTER」を手がけたのは、あの「吉田カバン」の長谷川進さん(写真左)と桑畑晃さん(写真右)だ。

日本を代表するカバンメーカーの企画部のリーダーであり、ニッポンのトップクリエイターでもある。
この二人の手と目が、博多献上生地に触れ、「博多献上PORTER」に形を与えた。

 
 
生地に触れたとき。のちに、実際に織場を訪れたとき。
二人は何を感じたのか? 博多織の何を感じ、どう活かしたのか?


それを知ると、博多織を使った各限定100個の二つのカバンが、語りかける言葉が、いかに豊かなものかが、分かってくる。
カバンは自分を表現するメディア
1935年の創業以来、 創業者・吉田吉蔵氏が掲げた「一針入魂」の信念を貫き通し、日本のカバン職人の高い技術力を結晶化させた製品を送り出し続けている吉田カバン。
 
生産の現場で培われて来た技術を頑に守りながらも、最先端のハイテク素材や、日本の伝統技術を柔軟に取り入れる。

著名人にも愛用者が多く、「PORTER」や「LUGGAGE LABEL」など、人気自社ブランドをようし、シーズンごとに新作を発表。モノを運ぶ道具としてすぐれているのはもちろん、見ていても、持ってもカッコいい。

かつては、そのカバンを持っていることで、その人が“ナニモノ”であるか、分かった。

使う人に取って使い勝手がいいこと。その道具が、持つ人の人となりを伝えること。
吉田カバンは、カバンという道具がツールでもあり、メディアであることを、再認識させてくれた。

創業者の吉田吉蔵氏(写真:読売新聞社提供)
そんな吉田カバンのモノづくりをひっぱり、日々「新しいものを」「人を驚かせるものを」と、アンテナを張り続ける長谷川さんと桑畑さんだが、それまで博多織については、ほとんど知識がなかったそうだ。

第1話でも書いた通り思い込みから、当方が送ったのはモダンな水玉柄やストライプ柄の博多織だった。

だが、両者は「これしかないでしょう」と、博多献上柄を選んだ。

「(博多献上柄が)思った以上にモダンなものだった」(桑畑さん)。
「独鈷と華皿と縞模様の組み合わせの、 献上柄と同じように、あるモチーフを記号化し、連続化した模様というの生地は、ヨーロッパの文化にもある。」

それをモダンと感じるのならば、博多にしかない献上柄は、今の日本、博多ならではの「モダン」である。

「この博多献上柄をどう料理するか?」

1枚の博多織生地が、両者のクラフトマンシップの何かに、火をつけた。

吉田カバンの数あるラインナップの中には、日本の伝統技術を活かしたものがある。たとえば、滋賀県近江に伝わる麻織物の加工技術を応用して、超高密度ナイロンに特殊シワ加工を施した「PORTER RIDE」シリーズ。京都の藍染職人の手による、天然藍(インディゴ)染め生地を使った「PORTER DEEP BLUE」シリーズ。さらに、日本古来の天然染料柿渋でコーティングした「PORTER CONDITION」シリーズ。

いずれも、ハイテク素材に負けない、あるいはマッチする日本伝来の技術による機能性と、にじみでる「和」の風合いが、製品に面白さを醸し出し、人気シリーズとなった。


一方で、博多献上PORTERには西村織物が製造している生地(製品)をパーツとして、活かした。
「博多織×PORTER」は、吉田カバンとしても始めての試みなのだ。

一見、普通のPORTERのカバンでありながら、フタの部分は「和」を感じさせる生地。よく見ると、いつものタグのデザイン素材も、ちょっと違う。

カバンについては次回で詳しく紹介するが、博多織は「ステルス」のようにカバン本体に溶け込み、伝統工芸であることは隠されている。

隠されてはいるが、「この素材は何?」と、博多織が使われていることを知らなくても、高感度なセンサーには引っかかる。
  
見せ方一つで、伝統的なものはモダンに見える。

それは、例えば博多織の織元でも、気づいている。長く続いてきたものの、ルールやトーンに気を配りつつ、地元では思いもよらなかった方法で、博多織の良さを取り入れた。

だからこそ、織元が「さすがだな」とうなったわけだ。
「工場の職人さんが『欲しい』って言ってくれてうれしかったなぁ」(長谷川さん)。
吉田カバンでは、メイド・イン・ジャパンにこだわり、日本のカバン職人さんたちの技術力に支えられた高品質なカバンを送り出してきた。その誇りからあえて「カバン屋」と自称する二人は、カバン職人さんとの「せめぎ合い」の日々の中で、新しい製品を作り続けている。

長谷川さんと桑畑さんは、実際に西村織物の工場を訪れている。

「若くてカワイイ女性(職人さん)」が、一生懸命に仕事に向かう姿、そして、彼女たちが織り出す製品のクオリティの高さに、驚いたという。

織場を訪れたときは、博多献上PORTERのほぼ完成していた試作品を持参。

博多織のことを知ってもらう意味もあって「若い人に使ってほしい」と二人は口をそろえつつも、織場の職人さんが喜んで「私、絶対買う!」と言ってくれたことが、うれしかったそうだ。

POTERは、1962年に発表された吉田カバン初の自社ブランドで、現在もメインブランドだ。博多献上がPORTERとコラボレートしたのは、やっぱり特別な「ご縁」を感じてしまう。

次回は、博多献上PORTERについての紹介と、今回の「ご縁」から見えた伝統の可能性について、レポートしたい。


(続く)

博多献上PORTER 

博多献上ポーター博多献上ポーター(メンズ)
カラー:ブラック
サイズ:横400×縦280×奥行き140(mm)
素材:バリスターナイロン
付属:博多織
価格:20,000円(税込) ※本商品は完売しました。

PORTER×伝統の博多献上による最高にクールなトートバッグが完成!
※100個限定、001~100までのシリアルナンバー入!
素材として使われたのは、耐熱・耐摩擦・引裂き強度に優れ、防弾チョッキにも使用されるバリスターナイロン。カラーは博多献上柄の黒と白の美しさをさらに引き立たせる深いブラック。また、底鋲がついているためカバンが自立し、汚れもつきにくい!通勤や通学はもちろん、小旅行にも活躍しそう。外側の両サイドには携帯電話などを入れられる深めのポケット、内側にはポケットが3つ!(そのうち1つがファスナーポケット)ペン挿しも3箇所あって収納力抜群です。
博多献上ポーター博多献上ポーター(レディース)
カラー:ホワイト
サイズ:横320×縦230×奥行き130(mm)
素材:ナイロン(綿ボンディング加工)
付属:博多織
価格:15,000円(税込) ※本商品は完売しました。

2009年に誕生したPORTER発の新ラインPORTER GIRLとの初めてのコラボレーションバッグ!
※100個限定、001~100までのシリアルナンバー入!
素材として使われたのは、ボンディング加工した柔らかなナイロン。ナイロンの内側に綿が入っているのでコロンとした可愛いらしいフォルムで、とっても軽量、そしてやわらかな質感。生地は汚れにくい超撥水素材!博多織の生地はホワイト地にピンクの柄入りで、とてもキュート。外側の両サイドには携帯電話などを入れられる深めのポケット、内側にはポケットが3つ!(そのうち1つがファスナーポケット)ペン挿しも3箇所あって収納力抜群です。

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