11日の昼間のステージイベントでは、日本の芸能大手アミューズ、ホリプロが、自社の取り組みや自社アーティストの紹介などを行ったのですが、どちらとも会場は満席！ 今年シンガポールに進出し、支店を開設したアミューズは、同社の事業を紹介する映像を放映。サザンオールスターズ、福山雅治さん、三浦春馬さんなど、人気アーティストや俳優が画面に映るだけで、観衆からは大きな拍手や黄色い声が上がっていました。日本で大ヒットした実写版映画「るろうに剣心」が11月末からシンガポールで配給されるため、俳優の佐藤健さんのビデオメッセージも放映されました。

アミューズシンガポール支店のブランチマネージャーのポール・シューさんは、剣心のコスプレでMC。気合入ってます！

ベイビーメタルのステージ

FLOWのステージ

ホリプロのステージでは、シンガポール人3人とマレーシア人1人のアイドルグループ「Sea☆A」が登場。シンガポールで新人を発掘し、日本人チームのプロデュースにより日本でデビュー。アニソンの主題歌を歌い、「メードバイジャパン」のアイドルのその人気は、現在アジア圏に波及しつつあります。

シンガポールのメード喫茶で働いていた彼女たちは、日本の芸能スタッフの手でアイドルとして育成され、アジア圏で人気急上昇中。

展示会場のブースでは、今年に入ってシンガポールでDJスクールを開校したという日本人DJが出展し、そこでデモプレーを行っていました。日本と米国でDJプレーを行い、シンガポールでも有名クラブでプレーしているTOMUさんは、アニソンをクールにアレンジしたDJプレーなども披露し、行きかう来場者から注目を集めていました。特に週末になるとクラブが大盛況のシンガポールですが、地元のクラブシーンでK－POPがかかることがあっても、J－POPがかかることはまずありません。「クラブ側からも歓迎されないし、第一、地元の皆さんが知らない。今後、J－POPがシンガポールで流行すれば、地元のクラブでも流せる可能性はもちろんあると思います」とTOMさん。ある日本の大手エンタテインメント会社のスタッフは、「そういう市場も視野に入れて、ガンガン攻めていきたい」と意気込みを見せていました。

シンガポールでDJスクールを開校したSHOW NING DJ LAB のTOM校長

華流や欧米、マレーのエンターテインメントなどが浸透し、この数年間はK－POPが韓国のドラマが大流行しているシンガポールですが、日本の芸能にも高い関心、熱いまなざしが向けられています。

>>FLOW、LiSA、May’n、SPHEREら出演、アニソンライブも大盛況！