
熊本県出身の映画監督・行定勲氏。「世界の中心で、愛をさけぶ」「クローズド・ノート」「今度は愛妻家」など、彼の作品を目にしたことがない……というアジアンビート世代はそういない。また、映画だけに止まらず、ミュージックビデオやテレビCM、ウェブドラマなどでも活躍している。最近では「FIVESTAR WEDDING」のWEBドラマ&テレビCMで、監督の名前を知った人も多いのではないだろうか。そんな行定氏が作品で表現したいのは、街の空気感や人の「素」の感情。来る10月22日公開のオムニバスラブストーリー・カメリアの「Kamome」でも、釜山の表情と主演・吉高由里子の心の動きが表現されていた。
幼少の頃、黒澤明の「影武者」の撮影現場に潜入し空気を体感したことが映画人生の始まりだと言う行定監督。そんな彼は、現場にスタッフが集まり一つの作品を作り上げようとする空気感が好きだと話す。行定監督が子どものようなワクワクした表情を見せていたのは、次回作の制作が間近に控えていたからかもしれない。ということは、次の作品も名作になる可能性が大だ。まだまだ行定作品の勢いは止まることを知らない。