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第26回 速報。モーニング娘。を卒業したリンリン、ハルビンで再び歌う!
いろいろなところで書いてきたことだが、2010年7月、パリ・ジャパンエキスポでの"モーニング娘。"のライブは衝撃だった。
日本のアイドルグループの有料ライブ(30ユーロほど)に4,000名ほどのフランス人が熱狂する光景は日本という国の潜在力を改めて教えてくれるものだった。
そして、私にとってそれ以上の衝撃は、そのライブのクオリティの高さだった。そんなきっかけから"モーニング娘。"そして、ハロー!プロジェクトに作家としてこだわる日々が続くことになる。
12月、横浜アリーナでの卒業公演を終え、中国に帰る直前、リンリンに新聞連載でインタビューした。本連載でも取り上げた上海COMICUPの写真に「これ中国なんですか? 私もコスプレしたいです!」と目を輝かせて話していたリンリンと、「中国で日中の懸け橋になるイベントをしよう!」はそのときからの大事な約束だった。
日本のアイドルグループの有料ライブ(30ユーロほど)に4,000名ほどのフランス人が熱狂する光景は日本という国の潜在力を改めて教えてくれるものだった。
そして、私にとってそれ以上の衝撃は、そのライブのクオリティの高さだった。そんなきっかけから"モーニング娘。"そして、ハロー!プロジェクトに作家としてこだわる日々が続くことになる。
12月、横浜アリーナでの卒業公演を終え、中国に帰る直前、リンリンに新聞連載でインタビューした。本連載でも取り上げた上海COMICUPの写真に「これ中国なんですか? 私もコスプレしたいです!」と目を輝かせて話していたリンリンと、「中国で日中の懸け橋になるイベントをしよう!」はそのときからの大事な約束だった。
それから9カ月、中国の北の地、ハルビンでその約束の第一歩が実現できるまでには、たくさんのみなさんの協力と支援があった。
「なぜハルビンだったんですか?」
さまざまな場所で聞かれたが、私はtwitterでひとまずこうコメントさせてもらった。
「リンリンとの約束のイベント実現には日中たくさんの人の想いを重ねる必要がありました。その想いが向かった場所がハルビン。機会あれば実現までの道のりをどこかできちんと書きたいです」
文化外交という視点からも重要な本イベントの意義は機会を見て改めて書こうと思う。
「なぜハルビンだったんですか?」
さまざまな場所で聞かれたが、私はtwitterでひとまずこうコメントさせてもらった。
「リンリンとの約束のイベント実現には日中たくさんの人の想いを重ねる必要がありました。その想いが向かった場所がハルビン。機会あれば実現までの道のりをどこかできちんと書きたいです」
文化外交という視点からも重要な本イベントの意義は機会を見て改めて書こうと思う。
▲ライブを実施したハルビンの中心街、中央大街。石畳の綺麗な歩行者天国が続く。
2011年8月27日19時30分ごろ、「カワイイファッションショー」のラスト、ファッションショーにモデルとしても登場したリンリンと、日本から参加したアップアップガールズ(仮)の佐保明梨2名の特別ユニットによるライブが始まった。リンリンが舞台で歌うのは、卒業公演の横浜アリーナ以来となる。
"モーニング娘。"の「LOVEマシーン」や「みかん」といった曲を歌い、踊る二人の姿は、本当に嬉しそうだ。場所は、ハルビン中心街の石畳の歩行者天国の広場。観ている多数の観客のほとんどは通りすがりの人たち。あっという間に、観客の心をつかんだ彼女たちのパフォーマンスはまさにライブの原典を見るようだった。
"モーニング娘。"の「LOVEマシーン」や「みかん」といった曲を歌い、踊る二人の姿は、本当に嬉しそうだ。場所は、ハルビン中心街の石畳の歩行者天国の広場。観ている多数の観客のほとんどは通りすがりの人たち。あっという間に、観客の心をつかんだ彼女たちのパフォーマンスはまさにライブの原典を見るようだった。

最後に二人が歌った曲はテレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」。この曲は中国で知らない人はいないのではないだろうかというぐらいに有名だ。
私も中国滞在時、じつにいろいろな場所で耳にし、宴会などでも中国のみなさんと歌ってきた。
日本語と中国語を交互に「時の流れに身をまかせ」をステージで歌う二人に合わせ、観客も一緒に歌っている。
ライブ終了後の私とトークでは、もう一度会場全体とサビの部分を歌った。それはまさに涙が出そうなほどに感動的な体験だった。
私も中国滞在時、じつにいろいろな場所で耳にし、宴会などでも中国のみなさんと歌ってきた。
日本語と中国語を交互に「時の流れに身をまかせ」をステージで歌う二人に合わせ、観客も一緒に歌っている。
ライブ終了後の私とトークでは、もう一度会場全体とサビの部分を歌った。それはまさに涙が出そうなほどに感動的な体験だった。

ぐうぜんこの時間、この週末でにぎわうこの場所にいた観客たち。日本や中国の遠方から応援に来てくれたファンのみなさんもいる。そんな全ての人をつなげる歌の力を、一同、目の当たりに体感した瞬間だった。
「ほんとに楽しかったです!」
会場を去った後、満面の笑顔で話してくれた二人と「また、やりたいね」と語りあった。
二人のブログにも熱いコメントが掲載されている。
ハルビンでの文化外交とイベントのことは、本連載でも改めて!
「ほんとに楽しかったです!」
会場を去った後、満面の笑顔で話してくれた二人と「また、やりたいね」と語りあった。
二人のブログにも熱いコメントが掲載されている。
ハルビンでの文化外交とイベントのことは、本連載でも改めて!

▲帰国後すぐ、ハルビン滞在中は国際電話でMC出演もした秋葉原マップ劇場でのアップアップガールズ(仮)ライブの楽屋で(メンバーの仙石みなみは舞台出演で欠席)。毎週水曜日更新!
※次回は2011年7月、アメリカの老舗アニメイベント「OTAKON」を熱狂させたDJサオリリスのイベント!
※次回は2011年7月、アメリカの老舗アニメイベント「OTAKON」を熱狂させたDJサオリリスのイベント!
執筆者:櫻井孝昌氏プロフィール
作家、ジャーナリスト、事業企画・イベントプロデュース等の仕事とならび、2012年7月現在世界23カ国100都市以上で講演やイベント企画、ファッションショーといった「ポップカルチャー文化外交」活動を実施中。外務省委嘱のカワイイ大使プロデューサー、アニメ文化外交に関する有識者会議委員等も歴任。著書(発売順)に『アニメ文化外交』(ちくま新書)『世界カワイイ革命』(PHP新書)『日本はアニメで再興する』(アスキー新書)『ガラパゴス化のススメ』(講談社)『「捨てる」で仕事はうまくいく』(ダイヤモンド社)がある。ツイッターでも海外情報発信中 http://twitter.com/sakuraitakamasa/
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