「鼓動」2010年5月28日
押し寄せるアジアの観光客

内訳を見ると、アジアから、韓国189,100人(前年同月比伸率66.9%)、中国150,900人(同41.3%)、台湾109,700人(同20.2%)、タイ36,800人(同26.7%)、シンガポール13,800人(同15.3%)、マレーシア11,500人(同25.5%)とアジア上位からの訪日客はいずれも2桁の伸びを示している。かたや、欧米からは、アメリカ66,900人(同8.4%)、イギリス18,400人(同-8.9%)、フランス17,500人(同-2.3%)といった状況である。
アジアの旅行者が猛烈な勢いで増加しているという事実、実際に街中を歩いていても、地図を片手に買い物をする夫婦がいたり、団体バスの乗降場には毎日、外国人を運ぶ大型バスが連なっていたりと、明らかに急速に増えていることを実感する。
受け入れる街の人々も、アジアからの旅行者の受入れに外国人を雇ったり、言葉の研修をおこったりするなど、取り組みを強化している。
まだまだ勢いの衰えそうにないアジアの旅行客に対して、これからもますます、留学生のガイド活用や、中・韓・英以外での多言語案内など、求められてくるだろう。(K)