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第28回 モーニング娘。譜久村、飯窪、石田インタビュー後篇。若者たちよ世界へ!
先週に続き、世界握手会ツアーに参加したモーニング娘。10代メンバー、譜久村聖、飯窪春菜、石田亜佑美へのインタビューをもとに構成する。
第27回 海外は遠くない! 世界を体験したモーニング娘。10代の3人は何を感じたか!?
「海外にたくさんのファンのみなさんがいらっしゃるということを頭ではわかっていても、なかなかそれが自分のことに思えませんでした。ようやくそれが実感できました!」(譜久村)
2007年から2008年、私が文化外交活動で世界を周り始めたとき、もっとも衝撃を受けたのは、彼女と同じように日本が世界に愛されているという事実だった。モーニング娘。は、まさにその渦中にいる。そのことを彼女たち自身が実感できたということは、日本経済の失われた20年間に生まれた世代にとって大きな光になると私は思っている。
いまの日本の若者たちにもっとも必要なのは、健全な意味での自信だ。モーニング娘。の10代メンバーたちが、世界に向かっていく姿は、必ず若者全体にとっての希望につながっていくだろう。
第27回 海外は遠くない! 世界を体験したモーニング娘。10代の3人は何を感じたか!?
「海外にたくさんのファンのみなさんがいらっしゃるということを頭ではわかっていても、なかなかそれが自分のことに思えませんでした。ようやくそれが実感できました!」(譜久村)
2007年から2008年、私が文化外交活動で世界を周り始めたとき、もっとも衝撃を受けたのは、彼女と同じように日本が世界に愛されているという事実だった。モーニング娘。は、まさにその渦中にいる。そのことを彼女たち自身が実感できたということは、日本経済の失われた20年間に生まれた世代にとって大きな光になると私は思っている。
いまの日本の若者たちにもっとも必要なのは、健全な意味での自信だ。モーニング娘。の10代メンバーたちが、世界に向かっていく姿は、必ず若者全体にとっての希望につながっていくだろう。




▲バンコクの前座で現地の若者たちがモーニング娘。のカバーダンスを披露






「モーニング娘。の積み重ねてきた歴史があってのことだと思います。そのうえで、私たち9期、10期、11期の新しいメンバーのことももっと知ってほしいと思うようになりました」(譜久村)
モーニング娘。の精神は、いつも書いていることだが、まさに日本の伝統芸能の精神そのものなのだ。
「私の故郷、仙台の挨拶の『おばんです』を日本語で言ってくださったのは嬉しかったです」(石田)
「手紙もたくさんいただいたのですが、日本語で頑張って書いてくださっているのが感激でした」(飯窪)
そんなファンとの思い出を胸にしまいながら、若いメンバーは海外をどうとらえたのだろうか。
「もっと自分の目で街を見たいと思うようになりました。もともと外国語が好きで、韓国語を勉強したこともあったのですが、フランス語に興味をもったので、勉強してみたいです」(飯窪)
海外を次に訪問するときは、もっと現地の言葉で話しかけたいと彼女たちは語った。
「海外のファンのみなさんが日本のライブにいらっしゃれる機会も増えるといいと思います」(譜久村)
モーニング娘。の精神は、いつも書いていることだが、まさに日本の伝統芸能の精神そのものなのだ。
「私の故郷、仙台の挨拶の『おばんです』を日本語で言ってくださったのは嬉しかったです」(石田)
「手紙もたくさんいただいたのですが、日本語で頑張って書いてくださっているのが感激でした」(飯窪)
そんなファンとの思い出を胸にしまいながら、若いメンバーは海外をどうとらえたのだろうか。
「もっと自分の目で街を見たいと思うようになりました。もともと外国語が好きで、韓国語を勉強したこともあったのですが、フランス語に興味をもったので、勉強してみたいです」(飯窪)
海外を次に訪問するときは、もっと現地の言葉で話しかけたいと彼女たちは語った。
「海外のファンのみなさんが日本のライブにいらっしゃれる機会も増えるといいと思います」(譜久村)
私も海外の友人と、モーニング娘。らハロー!プロジェクトのライブを観ることがある。そのときの彼らの感動ぶりは、日本中に見せたい光景だ。
ニューヨークやロンドンにミュージカルを観にいくように、海外のファンが日本のアイドルを観るために日本に来る。それがけっして珍しいことではない日本に、われわれはしていかなければいけないのではないだろうか。
いつも書いていることだが、アイドルと世界の距離感の問題はもはやアイドルだけの問題ではないのである。
ニューヨークやロンドンにミュージカルを観にいくように、海外のファンが日本のアイドルを観るために日本に来る。それがけっして珍しいことではない日本に、われわれはしていかなければいけないのではないだろうか。
いつも書いていることだが、アイドルと世界の距離感の問題はもはやアイドルだけの問題ではないのである。

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執筆者:櫻井孝昌氏プロフィール
作家、ジャーナリスト、事業企画・イベントプロデュース等の仕事とならび、世界24カ国延べ100都市以上で講演やイベント企画、ファッションショーといった「ポップカルチャー文化外交」活動を実施中。外務省委嘱のカワイイ大使プロデューサー、アニメ文化外交に関する有識者会議委員等も歴任。著書(発売順)に『アニメ文化外交』(ちくま新書)『世界カワイイ革命』(PHP新書)『日本はアニメで再興する』(アスキー新書)『ガラパゴス化のススメ』(講談社)『「捨てる」で仕事はうまくいく』(ダイヤモンド社)がある。ツイッターでも海外情報発信中 http://twitter.com/sakuraitakamasa/
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※次回は、会場の中は「日本」そのもの。廈門国際動漫祭の模様をレポート。
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