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第1回 モーニング娘。’14ニューヨークライブに向けてメンバーインタビュー! そして。J-MELOと娘。と私(2/3)


J-MELOは、NHK WORLDが、2005年10月から世界に向けて放送している、全編英語の日本音楽番組である。現在、137の国・地域から写真やメールが番組あてに届く、世界でもっとも知られた日本発の音楽番組になっている。放送回数は400回を超えた。
私も、2011年末、導かれるよう原田氏とモスクワで出会い、現在、“Team J-MELO”メンバーとして、ときおり番組にコメンテーターやインタビュアーとして出演したり、J-MELOの公式ツイッターに投稿したりしている。
「J-MELO」がいかに日本と世界をつないでいるか、海外の日本ファンと話すたびに実感することは多い。
“日本の最新情報を世界の若者はインターネットで手に入れている”が常識になりつつある現在だが、ネットの海にある無数の情報からの選択と同じように、“目利き”的な発信力も日本にとって大事な存在になっているのだ。
シングル連続1位を継続中のモーニング娘。'14の「What is LOVE?」は、J-MELOとモーニング娘。’14のコラボとして生まれた楽曲だ。「愛」について世界中からJ-MELOに寄せられたメッセージがこの歌の歌詞には込められている。
「What is LOVE?」の1位獲得を記念した回のJ-MELO収録回、私も立ち合わせてもらいながら、モーニング娘。メンバーの譜久村聖、生田衣梨奈、飯窪春菜にインタビューした。
まず聞きたかったことは、モーニング娘。を通して世界をより意識するようになったであろう彼女たちが発信したい「日本」とは?だ。
譜久村 日本の文化です。各都道府県には、歴史的なものから現代的なもの、食べ物まで、それぞれ独自のすばらしいものがあると思うんです。私が知らないものもたくさんあります。こんなに素晴らしいものが身近にある国ってそうそうないのではないでしょうか。それは日本人の几帳面さの表れだとも思いますし、日本、日本人の良さがでていると思います。そういったものを、私も少しでも多く知って、世界に伝えられたらいいなって思います」
飯窪「私はマンガです。マンガは世界に誇れる日本の芸術だと思います。スクリーントーンの技術や書き込みといった細部から、ありとあらゆるもの、人間以外のものでも読者が感情移入できるストーリーまで、マンガには日本人らしさが込められています」
生田「私はプラスの良さだけでなく、日本を好きでいてくださるみなさんに、あえて都市化のマイナス部分だったり、現実的な部分も伝えたいなと思います」

譜久村や飯窪が伝えたいと思っている、日本人のものづくりへの「匠」の精神は、世界の日本ファンがまさに日本を強く意識してくれる、好きになってくれるポイントだ。モーニング娘。という、まさにその精神のうえに成り立っている彼女たちがそのことを意識してくれていることをとても嬉しく思った。
と同時に、生田の話を聞きながら、以前モスクワの女子が初めて日本旅行に行った後に聞いた話を思い出した。
「日本に実際に行くまで、日本はすべてが自由で、クリエイティブな精神に満ちあふれている国だと思っていました。でも、実際に行くと、東京じゅうが原宿のようなわけでもありませんでしたし、正直言えば厭な気分になることもありました。でも、それは本当の日本をそれまで私が知らなすぎただけのことで、私はいままでよりもっと日本を好きになれると思うんです」
日本を好きになってくれている世界の若者たちは、アニメやアイドルをきっかけに一過性のブームで日本を好きになっているわけではけっしてないのだ。日本が持っているユニークさの本質を理解したうえで、日本をモーニング娘。を好きでいてくれるのだ。もっと日本を理解しようと努めてくれているのだ。
J-MELOは世界の若者たちとの日常のコミュニケーションを通じて、日本の音楽の何が求められているのかを本質的に知っている。だからJ-MELOは日本にとって大切なテレビ番組なのだ。
3人が、J-MELOを通して気づいたことにはどんなことがあるだろうか?
