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櫻井孝昌(Takamasa Sakurai) のJAPAN! JAPAN! JAPAN!

【櫻井孝昌のJAPAN! JAPAN! JAPAN!】第80回 点を、線、面に!奄美の歌姫から最前線のアイドルまで~Japan Pop Culture Carnival②

2013年11月4日、松戸森のホール21で開催された、Japan Pop Culture Carnival in Matsudo 2013(以下JPCC)と称したライブイベント。前回に続き、私がプロデュースをした本イベントをめぐるドラマの続きである。
2013年は海外にも例年通り頻繁に文化外交活動で行ったが、日本国内でも北へ南へいろいろ行った年になった。改めて日本と向き合った1年だったかもしれない。そんななかで大きかったのが、奄美出身の歌手、城南海との出会いだった。

第77回 多様性の国ニッポンの世界への発信力と可能性を奄美で改めて感じる

Japan Pop Culture Carnivalの大きな趣旨の一つが、オールジャパンをライブのなかで示すこと。城南海の出演は、プロデューサーとして必須だったのだ。
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▲城南海
城南海「私の出番になると、会場の皆さんが、私の故郷奄美の海のように、ゆっくり青いサイリウムを振ってくださり、感激しました!ピアノの弾き語りの『アイツムギ』をじっくり聴いて下さって嬉しかったです。そしてJOYZさんとのコラボ『イビツワルツ』では三味線を弾きながら“エレクトロポップサウンド×奄美”サウンドを思いっきり楽しみながら歌わせて頂きました!本当にありがっさまりょーた!ジャンルの違うアーティストが集まりながらも、出演者同士、そしてお客さんと、こんなに一体感のあるアットホームなイベントは初めてでした!それはみんながそれぞれ、JAPAN POP CULTUREを愛し、CARNIVALを楽しみにきた同じ想いを持つ同志だからだと感じました。

私は故郷奄美のシマ唄やルーツを大切にしながら、自分のフィルターを通して新しい音楽をつくっていきたい、世界に発信していきたいという想いがあります。今回、たくさんの素敵なJAPAN POPCULTUREに触れて、改めて日本の素晴らしさや様々な可能性を感じ、刺激を受け、私にとって大きな一歩となった日でした」
城の声の素晴らしさは、彼女自身によるピアノ弾き語りというシンプルな形で、名曲「アイツムギ」を歌えば会場すべての人に共有できることはまちがいない。でも、今回、私はそれだけで終わらせたくなかった。だからこそ、開催の前々月に奄美に向かったともいえるのだ。新しい音楽の創造。それは出会って以来、城とずっと語り明かしてきたことで、その第一歩が私自身も演奏しないメンバーという不思議な参加の形をさせてもらっている、エレクトリック&アコースティックグループJOYZとのコラボだった。

ちょうどJOYZとアップアップガールズ(仮)との3回目のコラボが渋谷のライブハウスで行なわれ、観にいった城も是非コラボしたい!ということになった。JOYZに「イビツワルツ」という名曲がある。ライブでもとても盛り上がる曲で、この曲でいこうが、櫻井、城、JOYZの共通意志になった。城の唄と三味線が、この曲で大きな化学反応を起こすだろうことは、プロデューサーとしての確信だった。ライブ後、来場のみなさんからTwitterなどでも、このコラボに対する反響が届いた。私もステージの袖で観ていて、とても幸せな瞬間だった。
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▲城南海×JOYZの初コラボ
以下は、JOYZからのメッセージである。

Keyossie
「以前、アメリカとヨーロッパで体験した日本のPop Culture Fesが忘れられなくて、いつか自分も参加したいと思っていた夢が日本で叶うなんて夢にも思いませんでした。
松戸から世界に、毎年毎年積み重ねて、いつか世界中にみんなでツアーできる夢を次は見ることにします」

星野慨念
「2013年11月4日は、日本に住んで日本で育った僕が、『外国からみた日本の楽しさ、かわいさ』を、じつは初めて目の当たりにした日でした。そういう視点のお祭り、他にあまり知りません。きっと、これから回数を重ねて、海を越えるんだなと思いました」
アップアップガールズ(仮)⇔JOYZ⇔城南海とつながった線。大切な点が、大切な線になる。そして、それをさらに大切な面に育てていく。JPCCのプロデューサーとしての意図はそんなところにもあった。そんな意図を実行すべく、前回の本連載でのアップアップガールズ(仮)のコメントにもあったとおり、楽器転換のMCタイムに、城南海といっしょに、ウタアシビを行なった。ウタアシビとはシマ唄の唄い手を中心に、唄い手の歌を歌詞さえも自由にその場にいる人が三味線に合わせて唄い継いでいく、まさに唄遊びである。

第79回 前に向けて闘うアイドルの生の声!~Japan Pop Culture Carnival①
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▲城南海の三味線でアップアップガールズ(仮)が奄美のウタアシビ
日本が持っている大切な特徴「多様性」。日本が持っているたくさんの魅力のひとつを、来場したみなさんを代表してアップアップガールズ(仮)のみんなと共有したのだ。アップアップガールズ(仮)⇔JOYZ⇔城南海の線は、ニッポンという共通キーワードで大切な面になることができたと確信している。
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▲THEポッシボー
JPCCは続いて、アップアップガールズ(仮)の戦友ともいえるTHEポッシボーのライブへと移っていく。私がTHEポッシボーと出会ったのは、今回出演のなかではもっとも最近だった。最近の楽曲にはまり、アップアップガールズ(仮)のとの対バンを観に行ったのだが、感想は「もっと前から観ておけばよかった!」だった。でも、こうして出会えたわけで、急きょの出演依頼を快く引き受けてくれたTHEポッシボーのライブも大いに盛り上がった。
「乙女!Be Ambitious!」「永遠ファイヤーボール!」の2曲。今回はTHEポッシボー単独でのライブになったが、次回は何か新しいこともプロデューサーとして提案させてもらえたらなと願いながら、舞台袖から熱いライブを堪能させてもらった。
以下は、THEポッシボーメンバーからのコメントだ。

諸塚香奈実 ‏「歌を通じて会場の皆さんや共演アーティストの皆さんと一つになれたのが嬉しかった。これからも明日の活力へ繋がるような歌をたくさんの人に届けていきたいです」

岡田ロビン翔子「すごく素敵なイベントに参加できたことを心から嬉しく思います。私達の歌で1人でも多くの方に伝わるものがあると信じて、これからも歌を届けていきたいと思います!」
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▲諸塚香奈実
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▲岡田ロビン翔子
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▲秋山ゆりか
秋山ゆりか「すごく素敵なステージに立てて素直に嬉しかったし、ものすごく勉強にもなりました!言葉は違えども音楽は世界共通なので、ポッシボーも歌のスキルを上げてもっとたくさんの人に届けて行きたいと思います!」

後藤夕貴「日本の音楽を世界の音楽に!!
まだまだ知られていない日本の音楽を、今回のイベントのようにもっと世界に拡げていって、日本の音楽が世界の音楽として求められるようにこれからも歌を届けていきたいと思います!」
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▲後藤夕貴
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▲橋本愛奈
橋本愛奈「豪華なアーティストの方々に囲まれて、いろんな音楽が合わさってとてもパワフルなステージに立つ事ができて、凄く嬉しかったです。私たちの届けたい音楽で、もっと明日に、これからの未来に、パワーを与えられたらなと思いました!!」
アップアップガールズ(仮)も、THEポッシボーも、ハロプロエッグ出身。2010年4月、℃-uteのライブを観、その後、7月にパリでモーニング娘。のライブで打ちのめされるまで自分には一生関係ないもののはすだったアイドルたちを、世界に日本を発信していく同志と思っている自分がいる。アイドルを伝統芸能に例えさせてもらうことが多いが、改めてつながっていく縁を思い起こしながら、そのことに気付けたことを嬉しく思うのだ。
Photographer Mariko Matsubayashi
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執筆者:櫻井孝昌氏プロフィール 

櫻井孝昌.jpg作家、ジャーナリスト、事業企画・イベントプロデュース等の仕事とならび、世界24カ国延べ120都市以上で講演やイベント企画、ファッションショーといった「ポップカルチャー文化外交」活動を実施中。外務省委嘱のカワイイ大使プロデューサー、アニメ文化外交に関する有識者会議委員等も歴任。著書(発売順)に『アニメ文化外交』(ちくま新書)『世界カワイイ革命』(PHP新書)『日本はアニメで再興する』(アスキー新書)『ガラパゴス化のススメ』(講談社)『「捨てる」で仕事はうまくいく』(ダイヤモンド社)がある。
ツイッターでも海外情報発信中 http://twitter.com/sakuraitakamasa/
毎週水曜日更新!
※次回は、Japan Pop Culture Carnivalの報告第3弾。上坂すみれ×アーバンギャルドの悲願のコラボから札幌のロコドルまで

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