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監督 吉浦康裕、パテマ役 藤井ゆきよ インタビュー(2/2)

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▲舞台挨拶の様子。

今回のように、自分が心から面白いと思える作品にも是非出たいと思います。

ab:お好きな場面に関してはいかがですか?

吉浦:今作の売りとしては特に、それまで普通だった場所が、突然くるっとサカサマにスイッチングする部分ですね。ただ場所が変わるだけじゃなくて、キャラクターの緊迫感や心拍、音楽、効果音も相まって、普通の場所が突然怖い場所に変わる。あのスイッチングの瞬間がこの作品の醍醐味だと思います。最も見て欲しい部分でもありますし、自分としても気に入っている場面なんですよね。
藤井:監督のディレクションもあるんですが、私はエイジ役の岡本さんのお芝居が本当に好きで。すごくナチュラルにとても大事なことをさらっと言ってしまうことで、よりいっそうそのセリフが際立っていて。スタジオだけではなく、劇場で観ても「本当に繊細で素敵だな」と思いました。勉強になります(笑)。

ab:今作に関連して。常識が覆されるような経験や、そういうシチュエーションに関するエピソードを教えてください。

吉浦:いままでAだと思っていた部分が実はBだったというのは、自分が凄く好きな古典的なSF作品や小説の定番ネタといえば定番ネタなんですね。例えば地球と思っていたこの場所は巨大な宇宙船の中に作られた偽者の地球だったとか、そういうのが好きで。例えば前々作の『ペイル・コクーン』も比較的似たようなモチーフでした。今作も、それの応用系なんです。実は“サカサマ”だったっていうのは。こういう話運びは、自分の作品自体の源流なんですよ。
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藤井:立ち位置がひっくり返るということでいえば、私自身、スポットライトを当てていた側から当てられる側になったという経験はありますね。元々舞台照明で裏方のお仕事をしていたんですけれど、やっぱりお芝居をやりたいと思い、こっちの世界に飛び込んで今は演じる側にいます。でも声優さんって裏方の要素がとっても強いので、どこか自分にはまだ裏方のスタッフの気持ちがあるなと感じます。

ab:そういう転換の時期があったんですね。ちなみに、声優になるきっかけは?

藤井:中学の頃から演劇部でしたが、勇気がなくて、すぐに演じるほうには行けませんでした。裏方としてでもいいから関わっていたいと思って、照明会社に就職して裏方のスタッフをやっていました。そしたらある日、お芝居の本番でスポットを当てていて、やっぱり私もやりたかったなと思ったら泣いてしまって…。もっと歳をとって挑戦できない歳になったときに、本当は役者になりたかったと後悔するのは嫌だなと思って。思い切って会社を辞めて、事務所に入りました。そこで声のお仕事のきっかけをいただきました。それは子供番組だったんですけれど、その番組を実際それを見ている子供たちと会う機会があって。その時に、ああ、この子たちが見てくれている番組に私出ているんだと思うとそれがとても尊いことのように思えて、もっともっと子供番組に出たいと思い、それで声優一本でやっていこうと決心しました。
ab:特に、声優をされるきっかけとなったキャラクターなどありますか?

藤井:その子供番組というのが、プリキュアという番組で。あとフェアリーテイルという作品もあるんですけれど、この2作品が声優をやりたいと思うキッカケとなった作品です。

ab:今後挑戦したいキャラは?

藤井:やはり声優を目指すきっかけとなった、子供たちが観るアニメにも出たいと思っていますし、今回のように、自分が心から面白いと思える作品にも是非出たいと思います。自分が本気でやりたいと思える役を取れるっていうのは本当にすごくまぐれな可能性なんですけど、今回『サカサマのパテマ』と出会って、ワクワクしながら全力でできて本当に幸せでした。監督ご自身がそうであるように、私もお仕事をずっと楽しんでいたいなと思います。
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ab:最後に、国内外でこのサイトを見ている方へメッセージをお願いします。

吉浦:この作品はアイディアも分かりやすいですし、建築や地下世界やキャラクターに関しても、海外の方の好き心にも引っかかるみたいです。今のところアヌシーやスコットランドラブアニメなど非常に評判が良くて。おかげさまで一般上映も決まりました。今のところは今のところはイギリス、フランス、ドイツ、北米、韓国、台湾です。
この作品は言語を超えて国を超えて誰にでも楽しめる作品となっていると思います。色眼鏡にとらわれずに沢山の人に観て欲しいです。

藤井:この作品は、違うものを見ている2人が心を許せることによって同じものに見えるということが伝わる作品だと思います。それって海外の方にも強く訴えかけられるメッセージなのではないかなと思いますので、世界の人にも是非観て欲しいです。
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