what's スタードライバー？（2/4）

2013.01.10

スタードライバーの基本STORYや魅力を解説。

基本STORY

日本の南方に浮かぶ緑豊かな島、南十字島の浜辺に、ある夜、ツナシ・タクトという少年が辿り着いた。
本土から身一つで泳いでやって来たというこの少年は、島にある南十字学園高等部に入学。明るく前向きな性格で、アゲマキ・ワコやシンドウ・スガタら、個性豊かな学園の生徒たちと出会い、交流を深めていく。しかし、この南十字学園には大きな秘密が隠されていた。地下に眠る、巨大な人型の像「サイバディ」をめぐって、人々はみなそれぞれに秘密を抱えていた。

“綺羅星十字団”を名乗る、謎の秘密結社の暗躍。巫女たちの歌声。そしてタクト自身にもまた、大きな秘密が……。青い空と青い海に囲まれた南国の島を舞台に、恋あり夢あり友情ありの『青春の謳歌』が今、始まる。

スタードライバーの“ここに注目！”

“綺羅星”や“銀河美少年”というワードが一躍話題になった「STAR DRIVER 輝きのタクト」は2010年10月～11年4月にTV放送された、日5（日曜5時）枠初の完全オリジナル作品である。スタッフは『桜蘭高校ホスト部』や『ソウルイーター』で知られる監督・五十嵐卓哉と、脚本家・榎戸洋司（『少女革命ウテナ』『エヴァンゲリオン』）、そしてスタジオ・ボンズ（『鋼の錬金術師』『エウレカセブン』）がタッグを組んだ本作。放映がスタートするやいなや、ケレン味たっぷりなストーリー展開と謎が謎

を呼ぶ世界観、そしてなにより大胆不敵なメカアクションによって大きな反響を巻き起こした。好評のうちに放送終了し約2年、ファンにとっては念願の劇場版化となった。以下では『スタードライバー』の魅力を紐解いていく。

魅力その1：ロボットアニメに学園ものの魅力が加わった
　本作は“学園もの”の楽しさと“ロボットもの”のかっこよさを兼ね備えた“学園青春ロボットアニメ”といわれている。主人公らの学園生活である日常の部分と、戦闘が行われるゼロ時間(ロボットを起動することのできる、現実の時間とは異なる時間)の非日常の部分が描かれており、既存のロボットアニメと呼ばれるものとは一味違った魅力が味わえる。

魅力その2：豪華声優陣が熱演
　とにかくこの作品はキャストが豪華！まず、主役のツナシタクト役を努めるのは、『DEATH NOTE』夜神月役や『機動戦士ガンダム00』刹那・F・セイエイ役で知られる宮野真守、『コードギアス反逆のルルーシュ』のルルーシュ・ランペルージ役や『XXXHOLiC』の四月一日君尋役で知られる福山潤など、そうそうたる顔ぶれ。作中では、ゼロ時間の封印の鍵を握る巫女4人の歌が流れるので、そこも要注目！

魅力その3：いくつもの舞台、登場人物のいくつもの顔が折り重なって物語が展開
　先に触れたように、この作品には“学園もの”の“日常”の要素と“ロボットもの”の“非日常”の要素がある。学園のシーン、ゼロ時間での戦闘シーン、学園地下で綺羅星十字団が集うシーン、ヘッドが自室でサカナちゃんの語りを聞くシーン等々。登場人物は様々な場面を行ったり来たりする。そのため、一人の人物が様々な人との関係性を持ち、様々な顔をみせる場面に出くわすだろう。この人物がここではこんな顔を見せる、ここではこんな一面も…という意外性が物語の内容とうまく合致して展開していくところがこの作品のみどころだ。