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【櫻井孝昌のJAPAN! JAPAN! JAPAN!】第84回 櫻井孝昌&上坂すみれ新春対談①~「違う国に行ってもオタクはオタク。世界は変わらない」
3年越しの悲願、モスクワでのJ-FEST出演を終えた声優の上坂すみれ。本連載でも何度か紹介し、共著『世界でいちばんユニークなニッポンだからできること~僕らの文化外交宣言』(パルコ出版)でも書いたとおり、私の文化外交活動に誰よりも関心を持ち、海外での話を聞きたがった上坂とは文化外交について、ずっと語り続けてきた。

▲モスクワ。赤の広場で筆者と。
モスクワJ-FEST出演というひとつの大きな目標を到達した上坂と筆者が、これから二人が向かうべき文化外交活動に関して語り合った対談を3週にわたって掲載する。
櫻井「2012年12月ドーハ、2013年モスクワと一緒に行って、文化外交に関して改めて思ったことってある?」
上坂「違う国に行っても、オタクの方は一緒なんだなあということが実感できました。世界はいろいろ違うけれど、それでも世界は変わらないということもよくわかりました。櫻井さんもいつも話されていますが、そう思うことが大事なんですよね」
櫻井「まさにそのとおり。具体的にはどんなところが同じだった?」
上坂「スクリーンにキャラクターの絵が出ただけで『おーっ!』となったり、好きな作品の名前が出たり、ちょっとでも自分が好きなものにアンテナが触れたときに、『あー、それそれ!』みたいにテンションがあがるところとか」
櫻井「J-FESTではライブもしたし、オレとのトークタイムでは生アフレコ演技も披露したよね」
上坂「違う国に行っても、オタクの方は一緒なんだなあということが実感できました。世界はいろいろ違うけれど、それでも世界は変わらないということもよくわかりました。櫻井さんもいつも話されていますが、そう思うことが大事なんですよね」
櫻井「まさにそのとおり。具体的にはどんなところが同じだった?」
上坂「スクリーンにキャラクターの絵が出ただけで『おーっ!』となったり、好きな作品の名前が出たり、ちょっとでも自分が好きなものにアンテナが触れたときに、『あー、それそれ!』みたいにテンションがあがるところとか」
櫻井「J-FESTではライブもしたし、オレとのトークタイムでは生アフレコ演技も披露したよね」

▲地下鉄の駅はとても深い。エスカレーターにて。
上坂「日本の声優がアニメのことを話したり、歌ったり、アフレコをステージでしたりすること自体を喜んでくれるんだなと思いました」
櫻井「文化外交というのは、“オレたちにとって当たり前のことが当たり前ではない”ということから入らないとダメなんだよ」
上坂「ほんとにそうですね。秋葉原では毎週末たくさんのイベントが行なわれますが、それは海外の人から見たらすべてが“神イベント”なわけですよね。だから海外では、われわれに当たり前のものが、すべて新しくて、貴重に思ってもらえるんですね」
櫻井「文化外交というのは、“オレたちにとって当たり前のことが当たり前ではない”ということから入らないとダメなんだよ」
上坂「ほんとにそうですね。秋葉原では毎週末たくさんのイベントが行なわれますが、それは海外の人から見たらすべてが“神イベント”なわけですよね。だから海外では、われわれに当たり前のものが、すべて新しくて、貴重に思ってもらえるんですね」

▲赤の広場近くでバッジを物色。
櫻井「こういう話をしていると、メキシコで『日本では読み終わった“少年ジャンプ”を捨てるというのは本当か?』と言われたことを思い出すんだよね。」
上坂「すべて宝物なんですね」
櫻井「ドーハもモスクワもオタクのテンションは変わらなかった?」
上坂「変わらないですね」
櫻井「それを感じられたことだけでも、今回のモスクワでの文化外交活動は大きかったと思うよ」
上坂「はい」
上坂「すべて宝物なんですね」
櫻井「ドーハもモスクワもオタクのテンションは変わらなかった?」
上坂「変わらないですね」
櫻井「それを感じられたことだけでも、今回のモスクワでの文化外交活動は大きかったと思うよ」
上坂「はい」

▲地下の新聞スタンド

▲地下鉄の駅ホーム
櫻井「すみれは出会ったころから、国と国は利害関係だけで動いているわけではないと言い続けて、オレの文化外交活動を誰よりも応援してくれてきたけど、ロシアに行って改めて思ったことある?」
上坂「もちろん国家と国家の間に、それぞれいろいろな課題や問題があることは理解しています。そして、カタールと日本、ロシアと日本の関係もそれぞれ違います。でも、そこに暮らす人と人との関係はまた別だと思うんです。日本や日本人を待っていてくださる方もたくさんいます。私が少しだけロシア語を話せるので、J-FESTでもロシア語を少し話したのですが、それだけでとても喜んでくださって。日本人は、私も含め、コミュニケーションを海外と取っていくことが相対的に不得手だと思いますが、日本をもっと発信すべきだと改めて思いました。そのことを喜んでくださる方がカタールにもロシアににもたくさんいるわけですから」
櫻井「政治に関するネガティブなニュースだけが一人歩きしていく状況はどうすれば変わるんだろうねえ」
上坂「日本から出ないで、ニュースだけ見ていると、それがすべてになるし、海外は怖いというふうに思ってしまいますよね」
櫻井「友だちを作る。これ以上の文化外交はないんじゃないかとオレは思っている。友だちのことは一生懸命理解しようとするよね。その友だちが暮らす国に対しても同じだと思うんだ。理解しようとすれば、もっとニュースや報道も冷静に見られるようになる。ニュースも事実だけど、別の事実もあるとかね」
上坂「私ももっと自分の目で世界を見てみたいです」
上坂「もちろん国家と国家の間に、それぞれいろいろな課題や問題があることは理解しています。そして、カタールと日本、ロシアと日本の関係もそれぞれ違います。でも、そこに暮らす人と人との関係はまた別だと思うんです。日本や日本人を待っていてくださる方もたくさんいます。私が少しだけロシア語を話せるので、J-FESTでもロシア語を少し話したのですが、それだけでとても喜んでくださって。日本人は、私も含め、コミュニケーションを海外と取っていくことが相対的に不得手だと思いますが、日本をもっと発信すべきだと改めて思いました。そのことを喜んでくださる方がカタールにもロシアににもたくさんいるわけですから」
櫻井「政治に関するネガティブなニュースだけが一人歩きしていく状況はどうすれば変わるんだろうねえ」
上坂「日本から出ないで、ニュースだけ見ていると、それがすべてになるし、海外は怖いというふうに思ってしまいますよね」
櫻井「友だちを作る。これ以上の文化外交はないんじゃないかとオレは思っている。友だちのことは一生懸命理解しようとするよね。その友だちが暮らす国に対しても同じだと思うんだ。理解しようとすれば、もっとニュースや報道も冷静に見られるようになる。ニュースも事実だけど、別の事実もあるとかね」
上坂「私ももっと自分の目で世界を見てみたいです」
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執筆者:櫻井孝昌氏プロフィール

ツイッターでも海外情報発信中 http://twitter.com/sakuraitakamasa/
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※次回は、上坂すみれと筆者の新春対談第2弾。文化外交活動はいかにあるべきか?
※次回は、上坂すみれと筆者の新春対談第2弾。文化外交活動はいかにあるべきか?