「鼓動」2010年3月25日
Time, it is a changing.

若者主体の集まりに呼ばれる際は要注意で、いわゆる「穴場」を指定してくる。街が変貌し、基点とすべき場所から歩きだしても結局迷い人になってしまう。
他者との差別化狙いか、新陳代謝が激しい店舗競争の値踏みか、単に評判がいいという風評頼りか、当たらずといえども遠からずだろう。一部老舗は営々と続いているが、若者には敷居も値段も高いだろうから、選択は新しい店に絞られる。
若者は地域定着性でも年齢上昇性でも流動性が高いので、新参の店舗は大変だろう。そこに街の活性化のキーがあることは得心するとしても、細胞分裂のように常に変わり続けるエネルギー同様に、変わらないで「いてくれる」街の包容力も評価されて然るべきとも思う。
老若を繋ぐ何かがないと、ふるさと福岡が遠くなっていく。
新参が老舗になっていく街を故郷と呼びたい。(O)
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