「鼓動」2010年6月4日
外国人で賑わう太宰府天満宮

6月の平日、しかも午前中の訪問ということで、こう言っては失礼だが、比較的空いているだろうし、周辺の取材もゆっくりできるだろうと甘い読みをしていた。
期待はあっさりと裏切られた。
太宰府天満宮といえば、福岡県でも有数の名所地。近年では、韓国や中国などの外国人旅行客も多い。それでも、さすがに、この日の中国人の波には、驚かざるを得なかった。
たまたま、クルーズ船の寄港日だった。
中国人7割、韓国人2割、日本人1割といった感じで、圧倒的な数の中国人の旅行者で参道が埋め尽くされているのである。日本の日差しが強いのか、単なる流行なのか、ほとんどの中国人がサングラス姿だったのも印象深かった。
中国・香港から来たお客様も、初めて訪れた福岡の凄さを感じたようで、驚かれていた。
「人がたくさんいる」という、たったそれだけのことだが、がらりと空気が変わるものだと、あらためて思い知らされたものであった。
そして将来、この光景も、たまたまではなくなるのだろう。(K)
