「鼓動」2010年7月13日
ジャンクフード「大鶏排」

とある台湾・夜市でのこと。屋台に並ぶ現地の若者の列。そして、その先から運ばれてくる油の香しいにおい。屋台店主の指先を見ると鳥のからあげを料理していた。名前は「大鶏排」。
手のひら大の鶏肉を豪快に油で揚げた巨大なから揚げである。
ふっくらとした見た目は、いかにもカロリーが高そうな仕上がりであり、これぞ、まさしくジャンクフードといった食べ物である。値段は50元ほど。
味付けは、コショウ、カレーパウダーなど、お好みで楽しむことができる。食べ歩きで夜市を楽しんでもいいが、その日はあいにく、帰宅時刻と重なり、あえなくホテルへ持ち帰る。
そして、一人で全部食べてしまうの?っと、自問自答をしつつも、ビール片手に、美味しい、美味しいと、平らげてしまった。
何とも言えぬ満腹感とともに、ダイエットの大敵「ジャンクフード」の魅力に、またしてもはまってしまった。
とはいえ、これも旅先の楽しみの一つ。少々、ベルトの穴が拡がっても、異国での食文化は貴重な体験だ。(K)