「鼓動」2010年9月6日
ギャルって一体、何者?(1)

今回アジアンビートが特集しているギャルママを読みながら、ふと素朴な疑問を持つこととなった。
ギャルが子供を産んだらギャルママなのか。いやいやファッションに流行なギャルがギャルママなのか。そもそもギャルとは?なぜ、ギャルママというくくりが必要なのか?
いつごろから「ギャル」という言葉が使われ始めたか、諸説あるようだが、ここ10年、20年を考えてみると、ギャルという言葉は流行と消費をひっぱるキーワードとして使用されているようにおもえる。
まずは、コギャル。1990年以降、渋谷界隈から、ルーズソックスやおそろいのシャツ、ニットを着た高校生らの可愛いファッション族、本物にはなれないお洒落な10代、20代が登場するやいなや一瞬を謳歌し、コギャルって何だと深く突っ込む間もなく、コギャルの意味は分からなくても、言葉を聞いたことが無い人はいないというぐらい、世間を席捲し、さっと散っていった現象である。コギャルファッション、コギャル雑誌、メディアでの特集など、さまざまな消費と結びついた現象である。(K)