「鼓動」2010年9月9日
JANJAN登場、カップ焼きそば戦争

カップラーメン同様、カップ焼きそばも日本発祥である。
1974年に恵比寿産業が初のカップ焼きそば「エビスカップ焼そば」を発売した後、エースコックが「カップ焼きそばバンバン」を発売。1975年には、まるか食品が初めて四角い容器に入れた「ペヤングソース焼きそば」を売り出し、1976年に現在売上1位の日清食品の「焼きそばUFO」が登場。カップ焼きそばは、いずれもがヒットするという好調ぶりであった。
初年度の売上目標25億円。
今、カップ焼きそば業界に異変が起きている。
理由は、この春にエースコック社から発売されたカップ焼きそば“JANJAN”。ユーザーが持ちやすい縦型容器のカップ焼そばは、青のりを使用せず、麺にあらかじめソース味が練り込まれているのが特徴だ。
発売以来、急速に売上を伸ばし、この秋にはさらにキャベツを増量するなど、味の追求に余念がない。
ライバルが多いというのも、日本のカップ焼きそばが美味しい秘訣である。(K)