２００９年には、同じく福岡県北九州市で“まんだら屋の良太vs博多っ子純情”と題し、“北九州まんがフォーラム”を開催。福岡市を代表する漫画家 長谷川法世先生と北九州市を代表する畑中純先生をゲストにライブドローイング、トークショーと盛りだくさんの内容であった。そして、このときが、後にも先にもお二人が顔をあわせた最初で最後の場となった。

「出版界でも抵抗があっただろうに、博多という方言まるだしの漫画で一大ブームを起こし、地方漫画の道をつけてくれた大先輩」と、畑中純先生自ら語るご紹介で長谷川法正先生登場。ライブドローイング対決では、デジタルな時代に手作業はと言うものの、それも大事なんだといわんばかりに、地元ジャズベーシスト井島正雄氏の演奏をバックに盛り上がった。

次ページでは、畑中純先生を追悼し、アジアンビート未公開であった“第２回北九州まんがフォーラム”の中で語っていただいた貴重なお話をお届けしたい。

そして、畑中純先生と親交深く、プロデューサーとして先生との間をつなげてくれた大野光司氏から、最後に畑中純先生とのエピソードを寄せていただいたので哀悼の意をこめて、ここに掲載したい。

▼ライブドローイング対決