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『エヴェレスト 神々の山嶺』~主演の岡田准一さんと平山秀幸 監督が福岡で会見!(2/2)
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岡田准一さんと平山秀幸監督が福岡で記者会見!
■日程:2月27日(土)
■会場:ヒルトン福岡シーホーク 34F ベイペントハウス
会見冒頭、主演の深町誠役を演じた岡田准一さんは、「実際にエヴェレストに登って空気半分、−20℃~30℃というところで、スタッフ一丸となって命をかけて撮影をしていました。みんなで固まっていないと大変危険な場所に、みんなでチャレンジをしようと撮影してきました。往年の角川映画のような、男っぽい、大作が出来上がったと思っております。」、平山秀幸監督は「僕にとっては5年振りの映画になります。ということは福岡に映画のキャンペーンで来たのも5年振りです。生まれが北九州なので、地元で観ていただくのは、ちょっと面映い気持ちもありますけれど、みんな一丸となって作った映画です。期待してみていただけたらと思います。」と挨拶しました。
また、岡田さんは会見会場が福岡で一番空に近く福岡の山々が見渡せる会場ということについて、「現場でも映画史上最も高い場所で撮影をしてきたと思いますし、こうして高い場所でお話をさせていただくのはうれしいです。エヴェレストは日本で見る山々の8倍くらいの高さで、地球の壁みたいにエヴェレストの連峰が見えるんですね。そこに入って行くとまさに「神々の山嶺」という原作の名前がすごくしっくりくるような場所で、そこに入って行くときの怖さもありましたけど、やっぱりその場所で撮影できたことが喜びです。」と回答。併せて福岡の印象を聞かれると「個人的には第二の地元のように、役柄で縁のある方を演じることが多いので、次の作品も北九州の門司出身の役柄ですし、どこか特別な感じはしていますね。今日も水炊きを食べるのが楽しみです。」とコメント。

▲会見会場からの眺め。当日は曇り空だったが、晴れていたら福岡の街並みや山々が見渡せる。
平山監督から実は高所恐怖症であることが明かされると、すぐさま岡田さんから「(それなのに)監督は4回もエヴェレストに行かれているんですよ。」との発言が。「ロケハンとかですね。でも行くたびにスタッフの、行きたくない、またあそこに行くのか、というようなメモがたくさん出てきました。でもそういう風に首をひねりながらも行って、その場所の空気感とか風景を感じるというのは、岡田さんから神様がいるんじゃないかな?と言われました。背筋が伸びるというか、神聖な気分というか、色が白とブルー、グレーしか無い世界なので、荘厳な気持ちになりましたね。」と平山監督は当時を振り返り心境を語りました。
続いて、記者から撮影時大変だったことを聞かれると、平山監督は日本の有数なクライマー達のサポートがあったものの、未知の世界なので、「とにかく“臆病でいよう”というのが合い言葉」、「最初にエヴェレストに行った時から2年間、緊張していた感じがします。」と回答。また現地で病気になっても俳優には代わりがいないことから「“俳優は高山病にならない!”も合言葉であり、“もし、岡田さんが高山病になったら・・・”と言うことは絶対口に出してはいけない事だった。」との裏話も飛び出しました。

▲平山秀幸監督
一方、岡田さんは「僕はカメラと登山が趣味なんですけど、やっぱり若い頃にカメラをやりたくなったり、登山をやりたくなったというのは、この作品に出会うためなのかなというのは、オファーを頂いた時にすごく思いました。」オファーを受けたときは、「正直言うと“エヴェレストいけるんだ”という喜びが大きかったというか。撮影でいけるんだ、っていうのはちょっとラッキーだと思いました。」と当時の心境を明かしました。また、雪山での芝居では、足跡を付けないように遠回りをしながら撮影場所に移動しなければならず、時には2時間かけて岡田さんと山屋さんの2人でひたすら歩くこともあったとのこと。このため平山監督からは、「だから、なかなかもう一回、って言いにくい(笑)岡田さんはザックを背負っているんですけど、山屋さんがそのザックが軽そうに見えるとまずいということで、岩を30kgどんどんうれしそうな顔をして詰めるんですね(笑)それを背負って、岡田さんはひたすら歩いてました。」
岡田さんも、「正確に30kgだったかはわからないですけど、近くにある岩をとりあえず詰めて。ちょっと体幹を鍛えすぎたんですかね。。軽く見えるって言われて(笑)。じゃあ重くしてくださいっていうと、何入れるかと思っていたら山屋さんが岩を入れ始めて、岩かぁぁって。ずっしりきましたね!エヴェレストの岩は重かったです。」と爽やかな笑顔で発言。
■会場:ヒルトン福岡シーホーク 34F ベイペントハウス
会見冒頭、主演の深町誠役を演じた岡田准一さんは、「実際にエヴェレストに登って空気半分、−20℃~30℃というところで、スタッフ一丸となって命をかけて撮影をしていました。みんなで固まっていないと大変危険な場所に、みんなでチャレンジをしようと撮影してきました。往年の角川映画のような、男っぽい、大作が出来上がったと思っております。」、平山秀幸監督は「僕にとっては5年振りの映画になります。ということは福岡に映画のキャンペーンで来たのも5年振りです。生まれが北九州なので、地元で観ていただくのは、ちょっと面映い気持ちもありますけれど、みんな一丸となって作った映画です。期待してみていただけたらと思います。」と挨拶しました。
また、岡田さんは会見会場が福岡で一番空に近く福岡の山々が見渡せる会場ということについて、「現場でも映画史上最も高い場所で撮影をしてきたと思いますし、こうして高い場所でお話をさせていただくのはうれしいです。エヴェレストは日本で見る山々の8倍くらいの高さで、地球の壁みたいにエヴェレストの連峰が見えるんですね。そこに入って行くとまさに「神々の山嶺」という原作の名前がすごくしっくりくるような場所で、そこに入って行くときの怖さもありましたけど、やっぱりその場所で撮影できたことが喜びです。」と回答。併せて福岡の印象を聞かれると「個人的には第二の地元のように、役柄で縁のある方を演じることが多いので、次の作品も北九州の門司出身の役柄ですし、どこか特別な感じはしていますね。今日も水炊きを食べるのが楽しみです。」とコメント。

平山監督から実は高所恐怖症であることが明かされると、すぐさま岡田さんから「(それなのに)監督は4回もエヴェレストに行かれているんですよ。」との発言が。「ロケハンとかですね。でも行くたびにスタッフの、行きたくない、またあそこに行くのか、というようなメモがたくさん出てきました。でもそういう風に首をひねりながらも行って、その場所の空気感とか風景を感じるというのは、岡田さんから神様がいるんじゃないかな?と言われました。背筋が伸びるというか、神聖な気分というか、色が白とブルー、グレーしか無い世界なので、荘厳な気持ちになりましたね。」と平山監督は当時を振り返り心境を語りました。
続いて、記者から撮影時大変だったことを聞かれると、平山監督は日本の有数なクライマー達のサポートがあったものの、未知の世界なので、「とにかく“臆病でいよう”というのが合い言葉」、「最初にエヴェレストに行った時から2年間、緊張していた感じがします。」と回答。また現地で病気になっても俳優には代わりがいないことから「“俳優は高山病にならない!”も合言葉であり、“もし、岡田さんが高山病になったら・・・”と言うことは絶対口に出してはいけない事だった。」との裏話も飛び出しました。

一方、岡田さんは「僕はカメラと登山が趣味なんですけど、やっぱり若い頃にカメラをやりたくなったり、登山をやりたくなったというのは、この作品に出会うためなのかなというのは、オファーを頂いた時にすごく思いました。」オファーを受けたときは、「正直言うと“エヴェレストいけるんだ”という喜びが大きかったというか。撮影でいけるんだ、っていうのはちょっとラッキーだと思いました。」と当時の心境を明かしました。また、雪山での芝居では、足跡を付けないように遠回りをしながら撮影場所に移動しなければならず、時には2時間かけて岡田さんと山屋さんの2人でひたすら歩くこともあったとのこと。このため平山監督からは、「だから、なかなかもう一回、って言いにくい(笑)岡田さんはザックを背負っているんですけど、山屋さんがそのザックが軽そうに見えるとまずいということで、岩を30kgどんどんうれしそうな顔をして詰めるんですね(笑)それを背負って、岡田さんはひたすら歩いてました。」
岡田さんも、「正確に30kgだったかはわからないですけど、近くにある岩をとりあえず詰めて。ちょっと体幹を鍛えすぎたんですかね。。軽く見えるって言われて(笑)。じゃあ重くしてくださいっていうと、何入れるかと思っていたら山屋さんが岩を入れ始めて、岩かぁぁって。ずっしりきましたね!エヴェレストの岩は重かったです。」と爽やかな笑顔で発言。

さらに今回の役柄について聞かれると、「野心家でやさぐれている役を演じるのは楽しかったです。エヴェレストでは、お風呂にも入れないので、3週間位どんどん汚くなって行くんですよ。それを阿部さんと楽しみながら山屋さんになっていくというか。ネパールなので“ネパリン准一”というあだ名をもらいながら(笑)、現地の方にも「そうだね」といわれることが喜びになる。役作りとしては僕は岡田准一を消す、役柄に見えるようにというのを目標にしていますので(そういわれるのは)すごくうれしかったですね。
深町誠というカメラマンは、羽生丈二という阿部さん演じる火の塊のような“山があるから登る”のではなく“俺がいるから登るんだ”というような山にしか生きられない男の人ですけど、深町は羽生になれなかった男だと思うんです。情熱だったり熱さだったり。同じ匂いはちょっとするけど羽生にはなれなかった男が、最後に羽生が見たものをどう追いかけるのかということに繋がっていくように、ちょっとやさぐれていたり野心家だったり、現状に満足していなかったりという思いっていうのは強く演じたつもりです。」と語りました。
続けて限界に挑んだシーン、最高のシーンについて聞かれると、「最後のところ、クライマックスなのであまり言えないんですけど、ただ歩いて行くシーンがあって、中々カットをかけてもらえなかったんですよね。それこそ、何度か“あそこに行って戻ってきて”ということを繰り返していて空気が薄い中、30kgを背負っているので、結構休憩したいんですけど、カットが掛からずずっと歩いていて、屈強だと言われているカメラマンさんと一緒に倒れたっていうことを覚えています。
原作を読んで思ったのは、熱いセリフがあって“足が駄目なら手で歩け、手が駄目なら歯で雪を噛みながら歩け、それでも駄目なら想え”という一連のセリフを読んだときに、僕はその熱さに惹かれてなのか、震えが来る思いをしたんですが、そういう風に映画もなりたい、そういうシーンが出てきたときに力が入ったり息が詰まったり、震えが来たりするようなシーンになればいいな、という思いがあって。
監督からは作ったものは通用しないからということと重心を落としてくれということしか言われなかったんです。セリフをこう言ってくれてっていうことは言われなくて、なので男同士の魂のやり取りが山に向かっていたり、人であったり。魂のぶつかり合い、‟魂が見える”っていうのを阿部さんと一緒に追い込んだ生活を送りながら、見えるようにというのをできるだけ心がけました。」と熱く回答。

司会者からストイックな岡田さんだからこそできた演出について聞かれた監督は、「敵という言い方はおかしいですけど、敵が巨大すぎて小手先でやってもしょうがないんですよね。なので細かいセリフのニュアンスというよりもご自分達がその環境に行って実際にエヴェレストの真ん中に立った時に感じるものってあると思うんですけど、そのことを役を通じて出してもらえればokですよ、と。だからどこまでが深町誠でどこまでが岡田准一なのか、混在している感じになって来たんですね。これは僕にとってもこれまでにない体験でしたね。非常に楽しかったですね。」と答えました。
会見の最後に、岡田さんと監督は「壮大な気高いエヴェレストを是非、映画館で体験していただきたい」「この映画には“想う”というキーワードがあるんですけど、この映画を作った作り手の僕たち、携わったスタッフ、キャスト含めた想いが見てくれた方に伝わると嬉しいです」というコメントで結び、会見は終了しました。
続けて限界に挑んだシーン、最高のシーンについて聞かれると、「最後のところ、クライマックスなのであまり言えないんですけど、ただ歩いて行くシーンがあって、中々カットをかけてもらえなかったんですよね。それこそ、何度か“あそこに行って戻ってきて”ということを繰り返していて空気が薄い中、30kgを背負っているので、結構休憩したいんですけど、カットが掛からずずっと歩いていて、屈強だと言われているカメラマンさんと一緒に倒れたっていうことを覚えています。
原作を読んで思ったのは、熱いセリフがあって“足が駄目なら手で歩け、手が駄目なら歯で雪を噛みながら歩け、それでも駄目なら想え”という一連のセリフを読んだときに、僕はその熱さに惹かれてなのか、震えが来る思いをしたんですが、そういう風に映画もなりたい、そういうシーンが出てきたときに力が入ったり息が詰まったり、震えが来たりするようなシーンになればいいな、という思いがあって。
監督からは作ったものは通用しないからということと重心を落としてくれということしか言われなかったんです。セリフをこう言ってくれてっていうことは言われなくて、なので男同士の魂のやり取りが山に向かっていたり、人であったり。魂のぶつかり合い、‟魂が見える”っていうのを阿部さんと一緒に追い込んだ生活を送りながら、見えるようにというのをできるだけ心がけました。」と熱く回答。

司会者からストイックな岡田さんだからこそできた演出について聞かれた監督は、「敵という言い方はおかしいですけど、敵が巨大すぎて小手先でやってもしょうがないんですよね。なので細かいセリフのニュアンスというよりもご自分達がその環境に行って実際にエヴェレストの真ん中に立った時に感じるものってあると思うんですけど、そのことを役を通じて出してもらえればokですよ、と。だからどこまでが深町誠でどこまでが岡田准一なのか、混在している感じになって来たんですね。これは僕にとってもこれまでにない体験でしたね。非常に楽しかったですね。」と答えました。
会見の最後に、岡田さんと監督は「壮大な気高いエヴェレストを是非、映画館で体験していただきたい」「この映画には“想う”というキーワードがあるんですけど、この映画を作った作り手の僕たち、携わったスタッフ、キャスト含めた想いが見てくれた方に伝わると嬉しいです」というコメントで結び、会見は終了しました。
岡田准一/深町誠 役
1980年大阪府出身。95年V6のメンバーとしてデビュー。歌手活動以外にもTVドラマ・映画・バラエティなど多岐に渡って活躍。2002年ドラマ「木更津キャッツアイ」(TBS)が人気を集め、二度映画化される大ヒットを記録。その他、『SP 野望篇』・『SP 革命篇』(10・11/波多野貴文監督)、『天地明察』(12/滝田洋二郎監督)、『図書館戦争』(13/佐藤信介監督)、『図書館戦争 THE LAST MISSION』(15/佐藤信介監督)などで主演を務めそれぞれ大ヒットさせている。13年は『永遠の0』(山崎貴監督)で零戦搭乗員・宮部久蔵を熱演、映画も興行収入87億円の大ヒットを記録。この作品で報知映画賞、日刊スポーツ映画大賞で主演男優賞を受賞した。さらに『蜩ノ記』(14/小泉堯史監督)の演技も認められ、第38回日本アカデミー賞において最優秀主演男優賞及び最優秀助演男優賞のW受賞という快挙を達成。NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」にて主演の黒田官兵衛を力強く演じ、日本を代表する俳優として活躍している。公開待機作に『海賊とよばれた男』(16/山崎貴監督)がある。
平山秀幸/監督
1950年、福岡県出身。90年『マリアの胃袋』で監督デビュー。その後、『学校の怪談』(95)が大ヒットを記録し、人気シリーズとなる。98年『愛を乞うひと』で日本アカデミー賞最優秀賞監督賞を始めとする国内外の賞を総なめし、米アカデミー賞(R)外国語映画賞日本代表にも選出される。主な監督作品に『ターン』(01)、『OUT』(02)、『レディ・ジョーカー』(04)、『しゃべれども、しゃべれども』(07)、『必殺剣 鳥刺し』(10)、『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』(11)などがある。
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