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FUKUOKA CREATORS / vol.017 白川東一(3/3)

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作ったモノで、その場の“空気”を変えるんだって思いを大切にしています。

白川東一

――作品作りで大切にしていることは?

白川:個人的には、親子や子供に向けたモノ作りをしている中で、子供ってお世辞も言わないし、反応がすごくシビアなので、その子たちがどうすれば喜んでくれるのかっていうのをゴールにしてモノ作りをしています。僕が作ったモノを通じて、会話が増えるとか、笑顔が増えるとか、それが大事なことだと思っています。そういうコンテンツって、人に言いたくなるし、そうするとそこに会話が生まれて、いろんな感情が生まれる。それがどんどん広がっていき、コンテンツが影響力を持つようになるんです。影響力があるってことは、その場の雰囲気を変えることができるということじゃないですか。KOO-KI(空気)の社名ってまさにそこで、作ったモノで、その場の“空気”を変えるんだって思いが由来なので、そこは今でも大切にしています。

――福岡を拠点に活動することのメリットとデメリットは?

白川:東京で働いたことがないので比較はできませんが、出張に行ってよく思うのは、東京でしか見れないモノも多くて羨ましく思います。僕はもともと大阪出身で、福岡には所縁もないんですけど、それまで住んでいた大阪と比べて言えることは、どこへ行くにも便利なコンパクトさが街にありますね。これは、単純に移動ということだけではなく、日々の生活という点でも居心地が良いですよね。今となってはそれが普通になってしまったので、比較しようがないんですけど、ゆったりと時間が流れている気がして、モノ作りにも非常に良い環境だと思います。僕が福岡で長く暮らしてきた中で、福岡の良さは距離感だったり、食べ物だったり、住む環境は非常に恵まれている気がします。

――福岡はアジアの玄関口だと言われていますが、海外展開は考えられてたりしますか?

白川:海外に向けたモノ作りを積極的にやっているわけではなくて、むしろ真逆で、福岡の人にとって面白いモノ作りをしたいねって話を会社ではしています。まず、身の周りの人を楽しませられないとダメだと思うんです。身近な人たちが楽しんでくれないと、自分たちも楽しくないじゃないですか。さらに言うと、福岡を題材にした作品が海外に行くことで、福岡を紹介することに繋がったり、違う文化を感じてくれることが面白いと思ってもらうモノ作りを心掛けています。見てくれた人を楽ませるということは、その人たちに合わせるのではなく、“そういう面白さがあったんだ”っていう気付きを与えることだと思うので、そういう意味では、自分たちのホームを楽しませるモノ作りをして、結果それが世界に出ていくっていうのがカッコ良いなって思っています。ありがたいことに福岡を題材にした「めんたいぴりり」も各方面から高い評価を頂き今後新たな展開も控えていますし、これが海外へ広がっていけば嬉しいなとも思っています。

若い人には自分なりの気付きを感じて欲しいし、僕もその力になれるような作品作りを目指します。

白川東一
――白川さんのライフスタイルにおけるモットーは?

白川:ライフスタイルですか……そうですね、皆が笑顔になって欲しいという思いが大きいですね。仕事もプライベートも、全てがそこから逆算して生活をしている気がします。最初に、仕事を頑張れば頑張るほど、プライベートとの距離が離れているってお話をしたと思うんですけど、僕の中では完結していて。自分が作ったモノが、家族にとって喜んでもらえるモノにしたいと思えているので、家に帰れなくてもプライドを持って仕事をしているし、子供たちも理解してくれていると思っています。自分の中で、日々の軸として据えておくことができれば、幸せだと思います。

――今後の具体的な予定はありますか?

白川:言いたいことはたくさんあるんですけど、言えないことが多くて……(笑)。僕の作品で言うと、Mr.shapeの新しいアプリのリリースが今年の春に控えています。
会社として、「めんたいぴりり2」のテレビ放送が、2月20日(金)、27日(金)に予定していて、3月6日(金)~29日(日)には、舞台版として博多座での公演もあります。

――最後に若者にメッセージを一言お願いします。

白川:僕が高校の時に映画を観て、映像を作るということに興味を持ったという話をしましたが、その時に受けた影響で今があると思っています。自分としては、そういう誰かの目標となるモノ作りができるように頑張っていきます。今の若い人たちは、僕らの時と違って得られる情報やバリエーションが豊富なので、気付きを得るタイミングがたくさんあると思います。そういう自分なりの気付きを感じて下さい。そこに対して、僕も少しでも力になれるような作品作りを目指していきます。

プロフィール:白川東一

1974年大阪府生まれ。97年神戸芸術工科大学卒業。99年空気モーショングラフィックス(現・空気)参加。
2D/3D問わずアニメーション表現を得意とし、ゲームタイトル/番組パッケージ/CMなどのディレクションを主に手がけている。
オリジナル作品として子供向けのアニメーション映像制作にも取り組んでおり、「ぴったんこ!」や「Mr.shape」は国内外の子供向け映画祭などで上映されている。
クリエイティブ・ディレクションを務めたKOO-KIオリジナルiOSアプリ「Mr.shapeのタッチカード」は、文化賞メディア芸術祭推薦作品に選ばれるなど各方面から注目を集めている。

■INFO:空気株式会社 http://www.koo-ki.co.jp

INFO 「Mr.shape(ミスターシェイプ)のタッチカード」アプリ

Mrshape - コピー.jpg累計70万ダウンロードを記録している「Mr.shapeのタッチカード」は親子で遊べる知育アプリ。
親子の好奇心をくすぐる驚きと発見が詰まったアプリです(下記ホームページより無料でダウンロードできます)。
また、youtubeで150万ビューを記録しているMr.shapeのアニメーションも公開中(下記URLをクリック)。親子で一緒にご覧あれ!
現在Mr.shapeの新作アプリも制作中で、今年のGWリリース予定。今後もMr.shapeから目が離せない!

■ホームページ:http://www.mrshape.jp
■youtubeページ:https://www.youtube.com/user/KOOKIDev

INFO ドラマ「めんたいぴりり2」



info_priri2_02.jpg「めんたいぴりり」待望の続編が2015年2月、テレビ西日本で放送決定!! ゲストに落語家の月亭方正を迎え、3月の博多座での舞台版と共に早春の博多を「めんたいぴりり」が盛り上げる!!

ドラマ「めんたいぴりり2」
■放送日程
2015年2月20日(金)、27日(金)
TNC(テレビ西日本) 午後7時~7時57分 放送予定(前篇・後篇)
■ホームページ:http://www.tnc.co.jp/information/archives/26

INFO 「めんたいぴりり 博多座版」

o0678096013157448067 - コピー.jpg辛子明太子を初めて製造、商品化した「ふくや」創業者・川原俊夫氏を描いた「明太子を作った男」(川原健・著)を原作に、テレビ西日本が開局55周年記念ドラマとして制作、放映した「めんたいぴりり」。空気株式会社の江口カン監修によるこのドラマは心温まるホームコメディとして大反響を呼び、平成26年度日本民間放送連盟賞番組部門テレビドラマ番組優秀賞を受賞するなど高い評価を得ました。その話題のドラマを物語のご当地・福岡の博多座で舞台化します。

めんたいぴりり 博多座版
■開催日程:3/6(金)~3/29(日)
■会場:博多座
■出演:博多華丸/酒井美紀/西村雅彦/モロ師岡/宇梶剛士/紺野美沙子/齊藤優(パラシュート部隊)/ゴリけん 他
■企画制作:博多座/テレビ西日本
■主催:博多座/テレビ西日本
■共催:西日本新聞社
■ホームページ:http://www.hakataza.co.jp

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