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「Animelo Summer Live 2015 -THE GATE-」特集 プロデューサー インタビュー

大盛況のもと終わったアニサマですが、ここではイベント終了後の仕掛人/ジェネラルプロデューサーの齋藤光二氏をキャッチ。今回のテーマである「THE GATE」についてや、今年のステージで力を入れた部分、そして気になる来年の開催分についても話を訊いてみました。
作品に関わる方たちの想いを、よりわかりやすい方法で伝えるにはどうしたらいいかを考えました。
——今年のテーマは「THE GATE」でした。テーマに込められた想いを改めて教えて下さい。
齋藤プロデューサー(以下齋藤P):昨年のアニサマ10年目の「ONENESS」では、自分も初代プロデューサーとして関わった第一回アニサマ2005のテーマソング「ONENESS」を、アニソンを取り巻く大きな変化の中におけるアニサマ不変のテーマとして改めて掲げつつ、歴史を振り返るような要素もありました。それを踏まえた上での今年のアニサマは、常にチャレンジャーでありたい、そして新しい扉を開いて行こう、という意志をテーマに込めました。また、アニサマにおいては、歌や想いがバトンで渡されて繋がっていくというストーリー、そして歌とともにある作品の世界観を大事にしているので、「THE GATE」という言葉自体に物語の始まりを感じさせ、アニメや歌など作品にも頻出する大きなテーマなのでぴったりだと思いました。
齋藤プロデューサー(以下齋藤P):昨年のアニサマ10年目の「ONENESS」では、自分も初代プロデューサーとして関わった第一回アニサマ2005のテーマソング「ONENESS」を、アニソンを取り巻く大きな変化の中におけるアニサマ不変のテーマとして改めて掲げつつ、歴史を振り返るような要素もありました。それを踏まえた上での今年のアニサマは、常にチャレンジャーでありたい、そして新しい扉を開いて行こう、という意志をテーマに込めました。また、アニサマにおいては、歌や想いがバトンで渡されて繋がっていくというストーリー、そして歌とともにある作品の世界観を大事にしているので、「THE GATE」という言葉自体に物語の始まりを感じさせ、アニメや歌など作品にも頻出する大きなテーマなのでぴったりだと思いました。

●アニメロサマーライブ ジェネラルプロデューサー 齋藤 光二氏
——オープニングで披露されたアイドルマスターとμ’sのコラボと、やってみたあとの感想は?
齋藤P:アニサマだからこそ、といったスペシャルなことは常に提示したいとは思っています。しかしそれは決して安易なものではなく、出演者や関係者含めて真剣に準備に取り組まないとなかなか実現しないものです。今回のコラボは、予想通りもの凄い反響がありましたが、単純に人気作品、そして人気ユニットがコラボした、という内容を大きく超えるものだったと思います。今回のコラボを通じて一番感動的で嬉しかったのは、出演アーティスト全員のひたむきな努力、そしてアニサマのステージで披露することを心待ちにして、皆さん楽しんでいらっしゃったことです。そしてそれはお客さんにもきっと伝わったと思います。

——今年は初登場のアーティストが多かった気がします。何か理由はありますか?
齋藤P:アニサマとして恣意的に多く新人を推そうといったことはないので、改めて見返すと若干多いのかなという印象です。アニソンを取り巻く環境も大きく変化があり、新しい才能も毎年たくさん出てきているので、活性化しているのかも知れません。アニサマでそうしたアーティストとのステキな出会いがあってファンになる人が増えれば、それは喜ばしいことだと思います。
——ごらく部×マーティー・フリードマンさんや、内田真礼×小松未可子×恩田快人さんといい、今年のサプライズは例年にも増して非常にユニークに思いました。サプライズとコラボへのこだわりは?
齋藤P:アニサマの成り立ち自体が(テーマソングやシームレスなセトリ展開含めて)大きなコラボという考え方もできるので、人気者同士が人気曲を歌ってみた、という単純な楽曲レベルのコラボはアニサマではあまり組まないことにしています。寧ろ、なぜこのコラボの組み合わせなのか?だったり、なぜこの選曲なのか?という背景やストーリーを大事にしています。同時に、例えば音楽性の観点やエンターテイメントとしての面白さなどもこだわりたいので、コラボを決めるまでにはアーティストさんサイド含めて納得するまで話し合って決めることが多いです。逆に言うと、相思相愛のレベルになるまでは、ゴーサインを決して出さないということです。アニサマにとっては、フェスという定義は複数のアーティストが出演するイベントではなく、アニメに関わる音楽のフェスティバル(お祭り)というものなので、お客さんがお土産として持ち帰れるような楽しく新鮮なサプライズも用意できればと思っています。

——今年のステージ全体を通して特に力を入れたところは?
齋藤P:映像とともに音楽が一緒にあるこのジャンルにおいて、作品と音楽はそれぞれがお互いを行き来する「THE GATE」というべき存在です。ということで、例年に増して作品のストーリーや世界観、歌詞などもかなり研究して、より映像的な演出に力を入れました。アニメーションやボイスなどもアニサマだけのために新規に作った(作っていただいた)ものもあります。最近は声優として演じつつステージに立つといった形でより深く作品に関わるアーティストも増えています。イベントとしても作品に色々な立場で関わる方たちの沢山の想いを、よりわかりやすい方法で伝えるにはどうしたらいいかを色々と考えました。
——ライブが終わってみて特に印象的だったことはありますか?
齋藤P:皆さん素晴らしいアーティストなので、ステージパフォーマンスは勿論言うまでもないのですが、とても素敵な「言葉」が多かったのが印象的でした。出演者の方々のアニサマへの想いというのがMCの随所で語られましたが、それはそれぞれのストーリーだったり、またそれは観客へのエールだったり、共感したり感動する言葉が多かったと思います。3日間にわたってこれだけ沢山のアーティストが出演しているにも関わらず、この一体感を感じられたことは本当に嬉しく思いました。2005年当時を思い出したくらいです。

——来年の開催も発表されました。来年に向けて、これから考えている展開や狙いをお聞かせください。
齋藤P:そうですね、さっそく準備に取り掛からないといけないですね(笑)。アニソンや音楽には、こうじゃなければいけないといったルールがないのと同じで、アニサマにも立ち上げ当初から特段ルールがあるわけではありません。また来年は来年で新たなアニサマを見せていくことになるんだろうと思います。新しい音楽との出会いが待っているのは間違いないので、それが今から楽しみです。
齋藤P:アニサマだからこそ、といったスペシャルなことは常に提示したいとは思っています。しかしそれは決して安易なものではなく、出演者や関係者含めて真剣に準備に取り組まないとなかなか実現しないものです。今回のコラボは、予想通りもの凄い反響がありましたが、単純に人気作品、そして人気ユニットがコラボした、という内容を大きく超えるものだったと思います。今回のコラボを通じて一番感動的で嬉しかったのは、出演アーティスト全員のひたむきな努力、そしてアニサマのステージで披露することを心待ちにして、皆さん楽しんでいらっしゃったことです。そしてそれはお客さんにもきっと伝わったと思います。

——今年は初登場のアーティストが多かった気がします。何か理由はありますか?
齋藤P:アニサマとして恣意的に多く新人を推そうといったことはないので、改めて見返すと若干多いのかなという印象です。アニソンを取り巻く環境も大きく変化があり、新しい才能も毎年たくさん出てきているので、活性化しているのかも知れません。アニサマでそうしたアーティストとのステキな出会いがあってファンになる人が増えれば、それは喜ばしいことだと思います。
——ごらく部×マーティー・フリードマンさんや、内田真礼×小松未可子×恩田快人さんといい、今年のサプライズは例年にも増して非常にユニークに思いました。サプライズとコラボへのこだわりは?
齋藤P:アニサマの成り立ち自体が(テーマソングやシームレスなセトリ展開含めて)大きなコラボという考え方もできるので、人気者同士が人気曲を歌ってみた、という単純な楽曲レベルのコラボはアニサマではあまり組まないことにしています。寧ろ、なぜこのコラボの組み合わせなのか?だったり、なぜこの選曲なのか?という背景やストーリーを大事にしています。同時に、例えば音楽性の観点やエンターテイメントとしての面白さなどもこだわりたいので、コラボを決めるまでにはアーティストさんサイド含めて納得するまで話し合って決めることが多いです。逆に言うと、相思相愛のレベルになるまでは、ゴーサインを決して出さないということです。アニサマにとっては、フェスという定義は複数のアーティストが出演するイベントではなく、アニメに関わる音楽のフェスティバル(お祭り)というものなので、お客さんがお土産として持ち帰れるような楽しく新鮮なサプライズも用意できればと思っています。

——今年のステージ全体を通して特に力を入れたところは?
齋藤P:映像とともに音楽が一緒にあるこのジャンルにおいて、作品と音楽はそれぞれがお互いを行き来する「THE GATE」というべき存在です。ということで、例年に増して作品のストーリーや世界観、歌詞などもかなり研究して、より映像的な演出に力を入れました。アニメーションやボイスなどもアニサマだけのために新規に作った(作っていただいた)ものもあります。最近は声優として演じつつステージに立つといった形でより深く作品に関わるアーティストも増えています。イベントとしても作品に色々な立場で関わる方たちの沢山の想いを、よりわかりやすい方法で伝えるにはどうしたらいいかを色々と考えました。
——ライブが終わってみて特に印象的だったことはありますか?
齋藤P:皆さん素晴らしいアーティストなので、ステージパフォーマンスは勿論言うまでもないのですが、とても素敵な「言葉」が多かったのが印象的でした。出演者の方々のアニサマへの想いというのがMCの随所で語られましたが、それはそれぞれのストーリーだったり、またそれは観客へのエールだったり、共感したり感動する言葉が多かったと思います。3日間にわたってこれだけ沢山のアーティストが出演しているにも関わらず、この一体感を感じられたことは本当に嬉しく思いました。2005年当時を思い出したくらいです。

——来年の開催も発表されました。来年に向けて、これから考えている展開や狙いをお聞かせください。
齋藤P:そうですね、さっそく準備に取り掛からないといけないですね(笑)。アニソンや音楽には、こうじゃなければいけないといったルールがないのと同じで、アニサマにも立ち上げ当初から特段ルールがあるわけではありません。また来年は来年で新たなアニサマを見せていくことになるんだろうと思います。新しい音楽との出会いが待っているのは間違いないので、それが今から楽しみです。