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サカサマのパテマに至るまで(2/3)

以下で紹介する『ペイル・コクーン』までは福岡での個人制作で、『イヴの時間』から東京に拠点を移しグループ制作を行った監督。ちょうど『イヴの時間』制作時には『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の参加でも話題に上っていました。ここでは、吉浦監督の最初期の作品から『サカサマのパテマ』の前作、『劇場版 イヴの時間』までの軌跡を、作品イメージと文章とともに辿っていきましょう。ちなみに、『水のコトバ』以降の作品はDVDでも楽しむことができますよ!!
吉浦康裕監督過去作品

▲『我ハ機ナリ』 (2000年制作)
大学生時代、一番最初に制作されたアニメーション作品。「まず一つ作品を完成させること」を目標に、二週間ほどで一気に制作されました。音楽に乗せた暴力的なイメージが繰り広げられるミュージッククリップ。NHK BS「デジタルスタジアム」でこの作品がオンエアされたことが、その後の作品制作の原動力となったのだとか。

▲『キクマナ』(2001年制作)
吉浦康裕による、個人制作のデジタルアニメーション。当時大学2年生、デジタルアニメーション関係のコンペディションが頻繁に行われている事を知り、そういった場に出すことを前提に制作を開始。アニメーション制作のノウハウがほとんど無い状態から、「みようみまね」の手探りで制作されたとのこと。監督自身にとって、非常に意義のある作品だそう。

▲『水のコトバ』(2002年制作)
吉浦監督が大学4年生の時に制作した自主制作アニメーション。複数のキャラクターが同時に喋り、カメラがそれらをリアルタイムに捉える事によってストーリーが展開。一見無関係な各々の会話に、やがて生まれる不思議なつながり・・・。ちょっと変わったレイアウトの店で、ちょっと不思議な雰囲気の空間が織り成すストレートプレイアニメーション。

▲『ペイル・コクーン』(2005年制作)
吉浦監督最後の個人制作アニメーションであり、初の商業作品。歴史の連続性が途絶えるほどの未来、世界はその姿を大きく変えていた。それはどこまでも続く巨大な廃墟の世界。海や大地は姿を消し、過去の風景は廃墟から発掘される『記録』の中にのみ存在していた。記録を発掘し、破損しているデータを復元し、そして、そこから過去の世界を分析する。これらの作業を一手に引き受ける施設、『記録発掘局』が舞台となった作品。
劇場作品第1作目、『劇場版 イヴの時間』
2008 年8 月より配信が始まったオリジナル・アニメーション「イヴの時間」。全6 話からなる1st.シーズンの物語を、約2 カ月に一度の間隔で配信。話数を重ねるごとにファンは増え、2009 年9 月最終話の配信を待ち望んでいたファンは、配信開始とともに映像配信サイト「GyaO!」(http://gyao.yahoo.co.jp/)に殺到。たびたび「GyaO!」映像ランキング第1 位にランクインする程の視聴数!
また、各公式配信サイトによる総視聴回数は、全6 話で300 万回を超え、いまなおネット上で大きな話題を呼んでいます。そして、配信後に限定発売された<各話シングル DVD>は全て完売。Amazon のDVD ランクでもメジャー作品を押しのけ堂々の上位にランクイン!圧倒的なクオリティ、展開が気になる秀逸なストーリーは、幅広い視聴者層から高い評価を受けています。
そして新作シーンを加えて「イヴの時間」<1st.シーズン完全版>として再編集されたのがこの『劇場版 イヴの時間』。東京国際アニメフェア2010・第9回東京アニメアワード優秀賞OVA部門受賞作品、第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査員推薦作品に選ばれるなど、好評を博しました。
また、各公式配信サイトによる総視聴回数は、全6 話で300 万回を超え、いまなおネット上で大きな話題を呼んでいます。そして、配信後に限定発売された<各話シングル DVD>は全て完売。Amazon のDVD ランクでもメジャー作品を押しのけ堂々の上位にランクイン!圧倒的なクオリティ、展開が気になる秀逸なストーリーは、幅広い視聴者層から高い評価を受けています。
そして新作シーンを加えて「イヴの時間」<1st.シーズン完全版>として再編集されたのがこの『劇場版 イヴの時間』。東京国際アニメフェア2010・第9回東京アニメアワード優秀賞OVA部門受賞作品、第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査員推薦作品に選ばれるなど、好評を博しました。

