質問(以下Q)：影響力を持つコスプレイヤーであることを、勃小黒さん自身はどう思っていますか？

勃小黒（以下 勃）：突然そう言われると、やはり少し恥ずかしいですね・・・コスプレイヤーは、今はもう普通の存在でしょう？自分自身の生活は単調だし、普段は１人の普通の「オタク」ですよ。好きなのはACG（アニメ・コミック・ゲームの頭文字）で遊ぶことだし。もちろんACGが大好きで愛好家の域に達してしまったこともあるし、小さい頃から舞台に立っているような感覚を持っていたので、2003年に、自分では何がコスプレなのかを理解しないまま、第一歩を踏み出してしまったんです。当時は特に熱狂的にコスプレをしていましたが、当時の自分でも今日まで続けるとは思いもしませんでした。でも、自分でも分かっているのですが、このACGに対する愛情を維持することができたのは、色々なことを学び努力したことももちろん、友達がずっと一緒にやって来てくれたからこそです。コスプレが私に与えてくれたことはとても多くて、少なくとも僕のようなオタクに、たくさんの志が同じ友達に出会わせてくれたのです。とてもコスプレに感謝しています。

Q：コスプレで、辛かったり、感動したりしたことはありますか？

勃:悲しいことや感動したことは本当に多いですよ。私は遊びでコスプレを始めました。その後チームに入ったり、時々写真を撮っるようになりました。実際にコスプレをしている人は解ると思いますが、一人一人のコスプレイヤーたちは、製作過程でとても辛い思いをしながら衣装を作ります。そして一歩一歩完成に近づくにつれて感動するんです。みんなと一緒にコスプレをやっているという雰囲気や感覚が大好きなんです。

Q:はじめコスプレで遊んでいたころに、こんなに有名になるなんて思っていましたか？

勃：全然思っていませんでした。コスプレで遊び始めたときはまだ幼いし、それにとても純朴だったので、考えることの全てを大好きな二次元の世界に注ぎ込んでいました。有名になるとかそんなことは全然思いもしなかったです。