三十年前、台湾で流行っていた「レストランショー」という大規模バラエティー番組があった。当時人気のアーティストが順番に出場し、プログラムの進行は司会者が決めるというものだった。

この番組の司会者は当時のトップ司会者豬哥亮だった。彼はおかっぱ頭で、半袖短パンのスーツ、赤い蝶ネクタイ、白い長靴下のユニークなファッションで、ゲストが歌や踊りを披露している間にコントをするのが定番だった。下ネタで女優をからかったりする司会スタイルが意外に庶民層に大受けした。しかし、不法なギャンブルにはまり、莫大な借金を作ったことで、芸能活動の最盛期に姿を消してしまった。視聴者に忘れられかけた時に、彼はマスコミに発見され再び芸能界に戻った。
芸能界に戻った途端に、すぐにＣＭの仕事が殺到した。


これは家電量販店のＣＭで、一人ですべての役を演じた。


これはオンライン麻雀のＣＭだ。彼が夜逃げから発想したものだ。


ＣＭ以外にも、バラエティー番組の司会者を務め、アルバムもリリースされた。
驚いたことに、これが彼の初アルバム。いわゆるデビューアルバムだ。

彼の人生のすばらしいストーリーはまだまだある。10月末まで開催された台湾テレビ圏の一番盛大な祭典で、なんと最優秀バラエティー司会者賞を受賞した。


これは当日の表彰式で、壇上で受賞した様子。

彼のストーリーはまだまだ終わってない。次を期待していてくださいね。